草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中国の覇権主義に今からでも日本は身構えなくてはならない

2023年11月29日 | 祖国日本を救う運動
 今は日本人同士が、保守系同士が争っているときではない。それよりも中国に対して、国家として身構えなければならないのである。中国を敵視しろというのではない。侮られないように、強い国家を目指すべきなのである。
 日本国民の多くは今になってようやく気付き始めているが、1965年の段階で、当時のウイリアム・バンディ極東担当米国国務次官補は、アメリカン・アセンブリ―で行った「日米関係の現状と見通し」と題した演説において警告を発していた。
「日本は太平洋および印度洋における自由世界、自由経済交換にわれわれよりはるかに依存している。中国がこれらの地域を支配した場合、日本自身は捲きこまれることを避けえたにしても、アメリカより日本にとってははるかに大きな破局となるだろう、なぜなら、こうした状況になれば、日本がいかにその友好関係を口に抗議しても、中国が弱くて防衛力も不十分な日本と平和的に共存することは考えられないからである」
 武藤光朗が『限界状況の日本』(1975年刊)でその演説について触れていたので、何となく記憶に残っていたので、改めて読み直してみた。愚かにも我が国は、日中国交回復もあって、親中国一色に染まってしまい、先の戦争の補償とからめて、全体主義の中国に対して莫大な資金を援助したのである。
 武藤も「アジアは一つという浪漫的幻想」に釘を刺していた。しかし、それに耳を貸さなかったことで、とんでもないことが起きようとしているのだ。ようやく最近になって日本国民も中国の恐ろしさに気付き、日本としても防衛力の強化に乗り出したのである。遅すぎるかも知れないが、日本は強い国家に一日に早く生まれ変わるべきなのである。

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