昨日の深夜まで中継のネット動画で香港の様子を見続けた。とくに香港理工大を占拠した学生たちの抵抗はすさまじいものがあった。装甲車を阻止するために、火炎瓶が次々と投げられた。だからといって暴徒と決めつけるのは間違っている。彼らは今後どうなるかを知っている。このまま黙って引き下がれば、確実に多くの若者は収容所に送られ、ウイグルやチベットの人たちのような運命を辿ることを。だからこそ、命をかけて中国共産党と闘っているのである▼1989年の天安門事件の再現が危惧されているが、それでも若者はそれぞれの拠点となった大学を離れることはないだろう。それは1956年のハンガリー蜂起や1968年のチェコ事件のときと同じように、自由を守ろうとする者たちは、いかなる武力も恐れないのである。業を煮やした中国共産党は、香港警察に「実弾で反撃する」との声明を出させた。もはや香港は内乱に突入したのである▼香港が大変なことになっているのに、我が国の国会はあまりにもお粗末である。花見を見る会とか、その前夜祭とかで国会は空転している。今すぐに暴虐の限りを尽くす中国共産党を非難する決議を採択すべきである。必ず中国共産党は実弾を使用して多くの若者を殺戮することになるだろう。その悲劇は彼らだけにとどまらず、台湾や日本の未来をも暗示している。日本の政治家はあまりにも中共に対して甘過ぎるのである。
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