中村哲医師を殉教者に仕立て上げてはならない。憲法9条があれば日本人の安全が守られるというのは、甘っちょろい幻想でしかない。そのことは中村医師自身も知っていたからこそ、ガードマンに守られていたのではないか。「平和」を口にすることで、武器を捨てることで争いや戦争がなくなるわけでないのである。世界は未だに暴力の海の只中にあることを忘れてはならない▼何度でも引用するが、私たちは、カール・シュミットの言葉を噛みしめるべきなのである。「武装のない民族は味方を持つばかりであるなどと信ずるのは、愚かなことである。恐らく敵は吾が無抵抗の態度に感動することだろうなどとは、下等な胸算用に過ぎぬ。或る民族が政治の領域において自らを固執する実力または意志を最早持たぬということによって、政治的なものがこの世から消え失せるわけのものではない。唯々弱い民族だけが消え失せるに過ぎない」(『政治的なるものの概念』清水幾太郎訳)▼政治とは敵と味方を区別することであり、敵と認定されれば抹殺される対象となる。それに対しては身構えなければならず、無抵抗であれば、最悪の事態を招くことになるのである。とくに我が国の周辺には、軍事力によって恫喝する国家が存在する。現実を直視しない民族に未来はないのであり、空想的な観念論を弄ぶことは、百害あって一利なしなのである。
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その事は、チベット・ウイグルが如何なったか見れば明らかである。
又、終戦前後日本軍が撤退した時、大陸の同胞日本人がソ連兵の餌食になった事も忘れてはならない!
武力でしか、日本国民を守れないのだ!
戦争を忘れてはならないと言いながら、武力の擁護が無くなった日本人がどんな悲惨な目に在ったかすっかり忘れて居るでは無いか!
武力の大切さを忘れるんじゃ無い!
健忘症左翼民よ!