前川喜平にも責任の一端があるという指摘がネット上で話題になっている。アゴラに山田肇の「英語民間試験見送り:批判する前川喜平氏の在任中を調べると¨」という文章がつい先ほどアップされた。大学入学共通テストでの民間試験の導入に対して、経済的な配慮などから問題点が指摘されていたにもかかわらず、前川は文部科学審議官としての職責を果たさなかったというのだ▼中央教育審議会が2014年12月の答申で、民間試験の資格・検定試験の活用を文部科学大臣に求めた。それを受けて2015年1月に「高大接続改革実行プラン」が文部科学大臣によって決定され、その直後に「高大接続システム改革会議」が組織された。全国高等学校協会や全国高等学校PTA連合会から、受験負担を危惧する意見が出ていたのに、それを文部科学省が無視したことの責任を、前川に問うているのである▼前川は「文科省は大学入試への民間英語試験を延期した方がいい。仕切り直しが必要だろう」などと他人事のようにツィートしているが、まさしく当事者であったのだ。反権力のようなことを口にし、安倍内閣を批判しているが、前川の役人時代の無責任な仕事がネットによって暴かれたのである。地上波のテレビや新聞は報道しないだろうが、天に向かって唾するような人間を英雄に仕立て上げようとするマスコミは、恥を知るべきなのである。
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