草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田首相の平和ボケが日本を戦場にする

2023年05月17日 | 政局
 安倍元首相を絶対化しているわけではない。憲法改正についても、明確に交戦権を書き込まなければ意味がないし、消費税を上げたことは、アベノミクスが腰折れになった最大の要因だと思う。
 しかし、それよりもはるかに深刻なのが今の岸田内閣なのである。東アジアに戦争の危機が高まっているときに、核のない世界を訴えるのだという。それを言うならば核使用の禁止であり、核保有国による非核保有国への侵略を断固糾弾することではないか。
 何度でも言う。今の日本の危機というのは、国家として自己の意思を明確に示さないからである。喫緊の懸案とは、日本の国土を戦場にしないということなのである。
 そのためにすべきは、沖縄返還の前に佐藤内閣の時代に発表された非核三原則の破棄である。現状では日本は、中国、ロシア、北朝鮮の核によって恫喝されている。中国が台湾に侵略が可能なのは、最終兵器である核を保有しているからである。
 我が国の対抗策としては、自前で核を持つか、米国の核ミサイルの日本配備を容認するか、さもなければ、米国との核の共有しかない。
 日本の核武装は重要な課題ではあるものの、当面は間に合いそうもない。そうなれば、後の二つしか選択肢はない。台湾有事がここ1、2年中にも起こるといわれているのに、バイデンはそこまでするような考えはないようだ。
 安倍元首相が望んでいたように、東アジアの平和を維持するためには、日米の核の共有が最低条件であるにもかかわらず、岸田首相はそれを協議することすら拒否している。左翼の平和ボケを批判する前に、自民党は獅子身中の虫を排除しなければならないのである。
 安倍元首相の志を継ぐべき安倍派は、LGBT法案が自民党内で山場を迎えていた昨日、政治資金パーティを開き、岸田内閣を支えるという確認したのである。ネット民の圧倒的多数が反対を表明し、大炎上しているのを知りながら、LGBT推進の岸田首相と手打ち式をしたのだ。安倍派とも呼べない連中は、とんでもない裏切りを行ったのである。
 もはや自民党にこだわるべきではないだろう。新たな選択肢を見つけなくてはならない。無節操で信念のない岸田首相は、誤ったメッセージを発しており、日本を絶望のどん底に突き落とそうとしているのである。

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