中共による軍事的な膨張政策は国際社会の法と正義への挑戦であり、断じて認めるべきではない。ようやくオバマ政権が重い腰を上げた。アメリカ第七艦隊所属のイージス駆逐艦が昨日、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で中共が造成した人工島の12カイリ内での巡視活動を行った。自分たちの思い通りにならないことを中共は確認したはずだ。自らの領海を守り抜くと言っていたわりには、対応はあまりにもお粗末であった。しかし、中共を甘く見てはならない。尖閣諸島においては、中共はアメリカ軍ではなく日本と直接対峙している。多くの制約が課せられている海上保安庁や自衛隊では、実際に攻撃されるまでは反撃することができないのである。中共はそれを知っており、小競り合い程度の軍事衝突は想定しておかなくてはならない。あらかじめ海上自衛隊は護衛艦や潜水艦を配備して、抑止力を強化しておくべきだろう。力には力で対決する以外にないのである。南シナ海だけでなく、尖閣諸島も風雲急を告げているのである。明日にでも中共の特殊部隊が尖閣諸島に上陸しても、不思議でも何でもないのである。平和ボケした日本人にはまだその危機感が乏しいが、第二次世界大戦後に限ってみても、中共は軍事力の行使をためらったことがない。朝鮮戦争への介入、チベットへの侵略、中越戦争などを行った侵略国家なのである。手を差し出せば仲良くなれると思ったら大間違いだ。日本が弱いと思えばすぐに仕掛けてくるのである。
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