草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田首相は身内や側近にあまりにも甘過ぎる

2023年07月28日 | 政局
 岸田首相は能力がなさ過ぎだ。木原官房副長官の妻をめぐる疑惑への対応に関しても最悪であった。前の夫の死が自殺か他殺か、事件性があるかないかで、未だに尾を引いていることを知らなかったのだろうか。
 岸田首相は宏池会のリーダーとして、官房副長官に就任する以前の木原氏に対して、二階前自民党幹事長のように「任意の事情聴取に応じて、捜査へ協力するように」と強い口調で言うべきだったのである。
 また、木原氏を側近として抜擢するにあたって、身体検査を抜かりなく行うべきだった。ここまで深刻な問題になれば、側近にに甘いといわれても仕方がないだろう。息子を首相秘書官にしたときと、同じ過ちを繰り返しているからだ。
 さらに、担当した警察官が警察庁の幹部と異なった見解を述べるというのは、まさしく下剋上である。重大な覚悟をもってのことだと思うが、そこまで追い詰めてしまったのは、警察庁内部のコミュニケーションに問題があるからではないだろうか。
 東大などを出たキャリアが、経験がないにもかかわらず、幹部として先頭に立つというのは、あまりにも異常である。現場の第一線の苦労も知らずに、出世していくから、大事なものを見落としてしまうのである。
 我が国は重大な危機に直面している。警察に対する信頼が少しでも揺らぐことがあってはならない。早急に体制を一新し、国民が動揺しないようにしなければならない。日本丸の舵取りとして、岸田首相が国民にどう語りかけるかであるが、その能力も意思もないのであれば、さっさと首相の座から降りるべきなのである。

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