草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発の暴走を阻止した人たちを忘れてはならない

2025年03月11日 | 自衛隊
 東日本大震災から14年が経ちました。あの午後2時46分頃は、車を運転している最中でした。会津でも立っていられないほどの地震でした。
 大津波が次々と押し寄せている光景がテレビに映し出され、この世の終わりが来たような気がしました。そこに東京電力福島第一原発の事故です。
 3月12日の1号機の爆発のときにホースで水を注入していたのは、福島駐屯地と郡山駐屯地の自衛隊でした。かろうじて負傷することはありませんでしたが、郷土出身の隊員たちが第一線で頑張ったのでした。
 吉田昌郎所長の下で暴走する原発をコントロールした、多くの職員が双葉郡の地元の人たちでした。そのおかげで今の福島県や東日本があるのです。
 身を挺して被害を最小限にした人たちのことを、どうしてマスコミは紹介しないのでしょう。悪条件が重なってしまって、後一歩のところで最悪の事態になるところでした。それを阻止した功労者を顕彰すべきでしょう。
 自己のエゴイズムだけで、金儲けに狂奔する時代風潮のなかで、公のために命を捨てることも辞さなかった勇気は、後の世にまで語り継がれなければなりません。命より大切なものがあることを教えてくれたからです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トランプの外圧で急務になっ... | トップ | 死してなお護国の鬼となる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自衛隊」カテゴリの最新記事