草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

政治家の世襲にはメリットとデメリットがある

2024年03月12日 | 三国志
 政治家は一代限りであるべきだという意見があるが、保守主義の観点から見れば、あまりにも短絡的指向ではないかと思う。今の自民党の多くが世襲議員であることは問題ではあるが、それを法律的に規制するのは考えものである。
 三国志を読んでいると、曹操の息子の曹丕は父親以上の政治家で、後漢の献帝から禅譲を受け魏王に即位した。呉の孫権も初代の呉王となったが、孫堅の次男で孫策の弟であり、曹操や劉備と互角に渡り合った。これに対して蜀王となった劉備は息子には恵まれず、後を継いだ劉禅が暗愚だったので、諸葛孔明が全権を任された。あくまでも人によるのである。
 さらに、世襲によるメリットデメリットがあり、それを総合的に判断しなくてはならない。選挙地盤がしっかりしていれば、国家国民のことを考える政治家が、安倍元首相のように出てくるからだ。その一方で、庶民感覚のなさを批判されることは否定できない。
 世襲議員を少なくするには、選挙制度を変えるのが手っ取い気がする。中選挙区になり、誰でもが出られるようになれば、簡単には選挙地盤を受け継ぐのは難しくなるはずだ。その辺のことも含めて検討されるべきではないだろうか。

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