いくら文在寅が口でうまいことを言っても、このままでは韓国はおしまいである。自由と民主主義は踏みにじられるだろう。三権分立の要である司法に対して、国家権力が干渉するというのは、先進国ではあり得ないことである▼韓国の国会は去る12月30日、こともあろうに「高官不正捜査庁」を設置する法案を賛成多数で可決した。来る7月には動き出す見通しで、これによって裁判官や検事を起訴することが可能となり、司法の独立など有名無実化するのである。すでに裁判官の多くは左派で独占されており、検察がいくら抵抗しても、歯が立たなくなってしまうのだ。文在寅は自分に反対する者たちを、次々と犯罪人に仕立て上げることができるのだ。これが韓国の民主化なるものの行き着く先であったのだ▼韓国の保守派を悪者と決めつけてきた日本の左翼やリベラルは、それでも文在寅を支持し続けるのだろうか。かつての軍事政権がよかったとはいわないが、それ以上に今の韓国は酷過ぎる。かすかな希望は韓国の保守派が抵抗する姿勢を示していることだ。韓国の自由と民主主義を守ろうとする人たちを、私たちは見捨ててはならない。文在寅による弾圧の嵐が吹き荒れても、それに抗する人たちがいる限り、全体主義の手に落ちたことにはならないからである。
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