産経新聞も今日の「主張」で取り上げているが、習近平の独裁はヒットラーやスターリンも顔負けである。国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉総裁が一時帰国後に失踪した。そして、姿を見せぬまま辞表を提出するという、前代未聞のことが起きた。中共の公安当局は「汚職」の容疑で身柄を拘束しているというが、192ヶ国の警察組織と地域を束ねるトップへの仕打ちは、中共が全体主義国家であることを改めて印象付けた▼今中共では元解放軍兵士による暴動が相次いでおり、その模様はネットを通じて全世界に拡散している。習近平の独裁を維持するために、ライバルとなる人間を粛正するというのは、スターリンや毛沢東がやったことと一緒である。孟宏偉総裁は罪を認めて政治的に抹殺されることになるのだろう▼唯一産経新聞だけが批判的に論評しているが、それ以外のマスコミは口を閉ざしている。「モリカケ」で官僚に忖度させたと安倍総理を批判しているくせに、習近平には媚びているのだから、もはや救いがたい。国内的には民衆を虫けら同然に扱い、対外的には軍事的な膨張を目指すのが全体主義国家である。自由と民主主義を国是とする我が国が、国家として身構えるのは当然のことである。憲法改正をして、自衛隊の存在を明記するのは、危機に対処するためであり、全体主義国家を甘くみてはならないのである。
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