草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

我が祖国先島諸島波高し敗れし国が今身構える

2023年09月04日 | 短歌
 我が祖国先島諸島波高し敗れし国が今身構える

 国難に日の丸の旗打ち振られバンザイの声過去にはあらず

 秋めきて頬打つ風はやさしけど国難まさに大和島根に

 かにかくに日本の国の気高さは危機に際して真白なりせば
 
 みちのくの山峡までもしろしめす大君のもと御国死守せん
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国民民主は自民と連立し政権の一翼を担うべきだ

2023年09月03日 | 政局
 国難の時だからこそ自民党と国民民主が連立を組まなくてはならない。自民が国民民主との間で連立協議の打診を検討しているのは、当然の成り行きである。
 安全保障上の危機を乗り切るには、それしか手がないからである。今は小異を捨てて大同に就くときなのである。安全保障政策や経済政策では、日本維新の会も現実的な議論の輪に加わるべきだろう。
 ようやく日本を守り抜くための戦線が構築されることになる。岩盤保守は自民の党員100万人のうちの3分の1はいる。そこに連合約700万人のうちの民間労組100万人が加わればそれなりの数になる。
 私たちが待望している挙国一致内閣が一歩踏み出すのである。財務省の影響力を排除するために積極財政派を結集し、安全保障の面では国防力の充実によって、日本が戦場になることは何としても阻止するのである。
 民主的な労働運動の旗を掲げてきた旧同盟は、自民に以上に独裁の共産党とやり合ってきた。民社研の武藤光朗、中村菊男、関嘉彦といった人たちが論陣をはったのだ。
 民社党の党首であった西尾末広は「この道が正しいと思ったら、勇気をもって、常にはっきり直言する、これが私の流儀である」との言葉を吐いた。
 玉木代表はいかなる批判があろうとも、国家国民のことを考えるべきである。台湾有事は目前に迫っているのだから。
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保守派が理想とするのは金も名もいらぬ常識人だ

2023年09月03日 | 思想家
 保守派という言葉を吟味もせずに使われているが、一体保守派とはなんだろう。リベラルや左翼政党とどこが違うか、考えたことがあるのだろうか。リベラルや左翼政党に異を唱えるだけであれば、それは反動であり、保守派とは呼べない。
 福田恆存は「保守派が進歩や改革を嫌ふのは、あるいはほんの一部分の変更をさえ億劫に思ふのは、その影響や結果に自信がもてないからだ。それに関するかぎり見す見す便利だと思っても、その一部を改めたため、他の部分に、あるいは全体の総計としてどういふ不便を招くかと見とほしがつかないからだ。保守派は見とほしをもってはならない」(『常識に還れ』)と説いた。
 人々を扇動して大騒ぎするような連中は、保守派とはまったく無縁なのである。「常識に随ひ、素手で行って、それで倒れたら」(『同』)それはそのときなのである。
 保守派はイデオロギーというよりも、常識を重んずるのである。できもしないことをへらへら喋り、悦に入っている者たちを軽蔑するのである。人間としての限界、己の能力のなさを痛感しているのだ。だからこそ寡黙なのである。
 目に一丁字ない者たちこそが、お国のために身を挺するのである。俺が俺がという連中は自己顕示欲の権化である。自分の利益のためには、どっちにも転ぶのである。
 保守派がもつとも嫌うのは「サーカス」の政治である。政治が娯楽と化してしまい、真面目さに欠けてしまうことだ。わけの分からない者たちに煽られてはならないのである。衆を頼まず言葉には責任を持つのである。
 西郷隆盛が「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。 この仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」と述べているような人が真の保守派なのである。
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統治能力がなければ保守新党は一過性に終る

2023年09月02日 | 政局
 日本の政党史をみていくと、政権を担う政党というのは、自由党系が主導権を握った憲政党と伊藤博文系の官僚が立憲政友会を、立憲政友会を敵とする立憲国民党改革派と桂太郎系の官僚が立憲同志会を立ち上げ、それが発展的に立憲民政党となったように、立憲政友会も立憲民政党も統治能力のある官僚を引き入れている。
 戦前においても、議会制民主主義は機能していたのであり、その悪戦苦闘の歴史から学ぶべき点は多いのである。日本丸の舵取りをするためには、政治家が方向性を示すことは大事ではあるが、具体的な政策を実現するには、背後に官僚組織が控えていなければならないのである。
 もちろんポピュリズムによって大衆を動員することは可能ではある。しかし、それは長続きせず、自分たちの勢力を維持するには、絶えず敵をつくり、内部的にはりつめた緊張感をつくりださなければならない。それがナチズムやスターリン主義の特徴なのである。
 昨今の百田新党騒ぎをみていると、一過性に終ってしまう気がしてならない。星亨や原敬、さらには吉田茂という人たちのように、官僚組織を動かすだけの人材が見当たらないからである。
 官僚政治を打破するというスローガンを叫ぶのはたやすい。それよりは官僚組織を使いこなせなくてはならないのである。
 そういう観点からすれば、自民党の保守をバックアップし、それに協力する官僚との連合がこそがもっとも好ましいのである。危機が迫っている中で、保守政党が乱立するのを喜ぶのは外国勢力である。そうしたことを肝に命じながら、新党問題を論じるのが本当の政治のプロではないだろうか。
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百田新党は独自の政策を掲げ街頭に立つべきだ

2023年09月01日 | 祖国日本を救う運動
 今保守が結束しなければ、日本は中国の属国になるしかない。どこの政党をみても親中派だらけである。それだけに過去のことを問題にすれば切りがない。それこそ、小異を捨てて大同に就くべきなのである。スローガンは「日本を守り抜く」という一つでいい。即刻すべきは米国との核の共有である。経済政策はバラバラでいい。その一点でまとまればいい。
 百田新党について気がかりなのは、街頭に出ることを考えていないような気がするからだ。ネットでもって勝負できると、そう思い込んでいるのだろう。未だに政策もはっきりしていない。
 日本第一党、頑張れ日本行動委員会、参政党は多数派を形成するまでには至らなかった。しかし、街頭に出て国民の生の声に触れた意味は大きかった。そうした体験は生かされなくてはならない。百田氏の茶化したような言い方は、朴訥な東北人からすれば、かなり抵抗がある。政党をつくるというのは、国家の運命を決めることであり、時には国家権力としての暴力を行使する立場もなるのだ。そこには人間としての矜持がなくてはならない。
 無責任な発言などできないし、誤解を招くことは口にはできないのである。悪いけど百田氏や有本氏は時代をリードする人ではない。言葉が軽いようでは政治家は務まらない。他人のスキャンダルの追及を面白がるような性格では駄目である。
 今誰に期待するかといえば、高市早苗さんである。高市さんも絶対ではないが、無駄口を叩かないようにしている。反高市キャンペーンにも耐えたのは見事だ。
 どうせ百田氏は自分は立候補しないようだから、応援団がふさわしいのである。政治の世界に手を突っ込めばもみくちゃにされるだろう。知られたくない恥部も暴露されるだろう。後悔先に立たずなのである。
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日本を戦場しないためにも米国との核の共有を

2023年09月01日 | 安全保障
 内外の反日勢力は友敵の論理で割り切っている。埴谷雄高の言葉を借りれば「敵は抹殺しろ」ということになる。とくに反日国家は、日本人に対しては、何をしてもよいと思っている。
 政治とは敵味方の判別であり、力の行使を前提にして居る。対話や感情に訴えれば、何とかなると甘く見ているのは、平和ボケの日本人だけである。
 憲法9条2項で交戦権を奪われ、国家としての根本を否定され、自らの命を他国に依存するような国家は、もはや国家とは呼べないのである。
 他国から武力攻撃をされたとき、始めて自分たちの愚かさに気付くだろう。この期に及んでも、米国が守ってくれるというのは幻想である。進歩派の丸山眞男ですら、「世界が黙っていない」と公言していたが、すでに事実において反証されしまったのである。
 ウクライナをみればいい。核を持ったロシアに対しては、欧米は及び腰である。だからこそ中途半端な支援にとどまっているのだ。
 台湾有事は明日起きても不思議ではない。中国はあくまでも国内問題と位置づけており、我が国も原則的には、二つの中国を認めてはいないからだ。ロシアのウクライナ侵略よりもハードルが格段に低い。
 僕は何度も同じことをいう。国家として身構なければ、日本は終わってしまうのである。喫緊の課題は米国との核の共有である。そうすれば、どこの国も手だしができないからだ。非核三原則に固執する岸田内閣や、「核のない世界」を主張する日本の政治は、やるべき責任を果たしていないのである。
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