つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

球泉洞

2008年07月22日 | 名所
                    球泉洞(熊本県球磨村)

皆越さん父子に案内されて、球泉洞に行った。
この球泉洞は、35年前の1973年に発見された。
全長4800mあり九州最大の長さの鍾乳洞である。

球泉洞をつくった石灰岩層は、日本列島が形成される以前に海中にできたもので、3億年もの歴史を秘めている。

その日は、今年最高の気温となり猛暑であった。
入り口から長いトンネルが続く。
ひんやりとした空気が体を包む。
鍾乳洞内は夏も冬も16℃という心地よさ。

球泉洞は、球磨川に流入している地下泉が、幾十万年の間、石灰岩層の内部を溶かして作り出した大自然の偉業である。

この鍾乳洞は、見学者用の通路が整備されていた。
通路はセンターに鉄柵があり、左側通行となっている。
高低のあるところは、階段がきちんと造られていて楽に移動ができる。
対抗者にもぶつかることはないので、自分のペースで歩くことができる。

ストロー、つらら石、石筍、石柱、カーテン、フローストーン、リムストーン、洞穴さんごなどの鍾乳石が千姿万態の奇観を現している。
通路には適当に電球が配してあり、洞窟内でも十分な明るさはある。
最初にこの洞窟の発見者のことを考えると、凄いことであると感心するばかり。
地上から洞窟を降りてきて、中に入っても暗闇である。
ヘルメットに装着した電灯をたよりに前へ前へと進んでいった。

今では簡単に入れて自然の神秘を満喫できる球泉洞鍾乳洞。
皆越さんのお陰で、また新たな体験をした。

(7月22日記 池内和彦)
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