つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

東京国際大学公開講演会

2009年11月17日 | 日記
               講師の中嶋嶺雄国際教養大学学長

東京国際大学の公開講演会がホテルニューオータニにおいて開催された。
これは大学の社会貢献の一環としての毎年開催されている講演会である。
卒業生が就職している企業の関係者や大学の教職員、同窓会役員ら800名が出席していた。

第35回となる今年の講演者は、公立大学法人国際教養大学理事長・学長である中嶋嶺雄先生で、演題は「人類に残された最大の南北問題としての中国」であった。
中嶋嶺雄先生の著書には「現代中国論」「中ソ対立と現代」「北京烈烈」「香港 移りゆく都市国家」「アジアの知略」などがある。
中国に対してはかなり研究をしている。

講演は、建国60周年を迎えた日の人民日報には、国家主席の胡錦濤と並んで胡耀邦の写真が掲載されてある。これは何を意味するのか。と人民日報を高く掲げて見せていた。
現在の中国は軍事予算が全体の20%となっている。陸海空軍の他に宇宙空間までも掌握をしようとしている。世界で中国を攻略する国はあるのか。
中国政府は三重の抑圧体制を強いて国民を管理している。
①人民解放軍 ②人民武装警察部隊 ③公安警察の三重組織体制である。
隣保体制の組織により報告制度を強いて行動のおかしい人を密告する制度がある。

マスメディアは、中国の経済的向上をあげているが、一人当たりのGDPは3000ドルである。日本は36000ドル、台湾は20000ドルで大きな開きがある。
地球温暖化の大きな原因を出しているのが中国である。
日本は東京大空襲、広島、長崎の原爆投下等で敗戦後、戦争は一度もしていない。
一方、中国は軍備費を年々増加させて今までに何回も戦争を起こしているにも拘らず自己責任を問うことはない。日本に戦争責任を問うこと自体がおかしな話である。権力闘争に明け暮れているのが現在の中国である。
最後に鳩山政権が東アジア構想を打ち上げているが、中国が中心となっていく可能性が強くある。とまとめられた。

(11月17日記)
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