ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.1.8 「どうぞのいす」とロッキングチェア

2011-01-08 09:37:25 | 日記
 このブログの名前を「ロッキングチェアに揺られて」にしたことについては、かつて書いたことがあったけれど、コメントをお受けするようになって、さて、私のハンドルネームは何にしようか、と考えた。
 そのままの名前というわけにはいかないし、全く関係ないネームもどうか、と。ちょうどプロフィールのところにはお気に入りのロッキングチェアの写真を貼り付けてあるので、この際わかりやすく、ということで「ロッキングチェア」にしてしまった。

 皆様から頂いたコメントを拝見しながら、ふと、「どうぞのいす」のお話を思い出した。香山美子さんが書かれた絵本である。息子が保育園に通っていたときの学芸会で、息子達より1つ下の学年が演じた、可愛らしい劇を記憶している。息子たちも皆で「どうぞ」、「どうぞ」と体を揺らしながら楽しんでいた。

 絵本ナビからの解説・あらすじを転載させて頂く。

(以下転載)※ ※ ※ ※

解説:うさぎくんが椅子を作りました。そして、「どうぞのいす」の看板をそばに立てました。ある日、ろばさんが椅子にドングリを置いておくと・・・。思いやりの心をはぐくむロングセラー。動物たちの優しいとりかえっこのお話です。

お話:うさぎさんが小さないすをつくります。「どうぞのいす」という立て札といっしょに大きな木の下に置きました。はじめにやってきたろばさんが、持っていたどんぐりをいすに置いて木の下で一休み。気持ちよくて眠ってしまいます。さあそれからつぎつぎに動物たちがやってきます。いすの上に置いてあるどんぐりを「どうぞならば」と食べてしまい、かわりにもっていたはちみつを... はちみつをいただいてかわりに... ろばさんが目を覚ましたとき、いすの上にあったのは...?

みどころ:動物たちが、いすの上に置いてあるものを「どうぞならばいただこう」と食べてしまうのもかわいくて楽しいのですが、全部食べてしまっては悪いというので持ってきたものを置いていくという、「思いやり」が心を和ませてくれます。最後のオチもよくできていて思わず笑みがこぼれます。ほのぼのとした絵もさることながら、シンプルでテンポがよくやさしい言い回しの文章が素晴らしく、親が何度読んでも飽きの来ない名作です。

(以上転載終了)※ ※ ※ ※

 そして、私のロッキングチェアがこのブログに訪れてくださる方たちにとって「どうぞのいす」になれたらどんなに素敵だろう、と思う。
 これまでの人生、自分としてはずっと全速力で走り続けてきたけれど、こうしてエンドレスな再発治療をすることになったのだから、これからは、ロッキングチェアに揺られるように居眠りしてしまってもいいじゃない、焦らず頑張りすぎず、少しゆっくりのんびりペースダウンしながらやっていこうよ、と自分に言い聞かせるつもりで始めたブログだった。
 けれど、こうして多くの方たちに私のロッキングチェアにのんびり腰かけに来て頂くことが出来て、座って頂いた私も、座ってくださった方にもお互いに「どうぞ」、「では・・・」、と何かの優しい思いやりが交わし合えればこんなに嬉しいことはない、と。
 そんなわけでこれからもブログにおいてはハンドルネーム、ロッキングチェアで行こうと思う。

 昨日一昨日と久しぶりに残業をして、やはり結構疲れてしまった。胸の鈍痛がちょっと気になるが、とにかく今日からは3連休。しっかり休養して、リフレッシュできれば、と思う。
コメント (2)
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