ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.9.26 エンハーツ4クール目減量初回投与後10日目のこと 歯科クリニックとZoomセミナー参加

2020-09-26 20:26:27 | 日記

 昨夜は暖かいものを頂いてお腹を温めたい、と鍋の用意をして夫の帰りを待った。相変わらず腹痛は続いていたので、恐る恐る頂いた。夫は、鍋だとLINEで連絡したらルンルンとお肉を買い足してきて、清々しいほどよく召し上がる。食後もアドソルビンを飲む。朝の下痢の後は、とりあえず止まった様子でほっとした。

 体調が悪かったせいか、一人で仕事をしながら気分がやけに塞ぎ、夕食を摂りながら、今後今の治療をエンドレスに続けるのはしんどすぎる、と夫にこぼす。夫は(エンハーツは効いているのだから)頑張れと言いたいのだろうけれど、私の切羽詰まった感じに言葉少なだった。
 食後、夫はまたドンパチの映画を観ていたけれど、私はソファでいつの間にかウトウト眠ってしまった。本当に眠ってばかり。気づけば日付が変わっていて慌てて入浴し、ベッドで寝直した。

 今朝はベッドで朝の連続テレビ小説を視てから起きる。外は雨。気温は今日も低い。朝食はしっかり摂れた。食後また腹痛になり、慌ててお手洗いへ駆け込んだが、アドソルビンのおかげで下痢が止まり、軟便になっていてほっとした。アドソルビンはロペミンと違って腸の蠕動運動をぴたりと止めたりせず、マイルドな効き方なのが有難い。腹痛も取ってくれると良いのだけれど。

 朝食を終え、迷った挙句、小雨の中、ヨガスタジオに向かった。ビギナーのクラスで、今のイントラさんの中では一番指導上手なIさんが担当。もし具合が悪くなればリタイアすればいいと覚悟して。
 思えば3週間前は、夫が実家にご機嫌伺いに行ってくれた日だった。あれほど暑かったのに、今日は15度くらい気温が下がっているのではないか。
 何を着て良いものやら、長袖の薄いニットにジャンパースカートのいでたちだ。歩き出したけれどとにかく足元が不安定で、ふわふわする。下りの階段を下りながら踏み外しそうで怖い。身体がまとまらない感じはまだ続いている。

 クラスは男性4人、女性12人の16人だった。定員は17名だからかなり密な感じ。ちょっと出遅れたせいで端っこの位置を確保出来なかった。治療前日から全く身体を動かせていないので、とんでもなく身体が重い。ピークポーズにいくシークエンスのハイランジや、鷲のポーズ等は全く安定しない。ヨロヨロと何度も何度もこけそうになった。足の裏が痺れていてきちんと床が掴めない。何より、何度か貧血でふらふらと倒れそうになったので、しばし休憩した。クラス後の10分ヨガもパス。

 それでも、久しぶりに汗をかいてシャワーでさっぱり出来て気分転換になった。相変わらずシャンプーすると抜け毛が大変。ざっと乾かしておしまいにするが、段々寒くなるとそうもいかないだろう。
 夫曰く、真上から見なければ薄毛はあまりわからないとのことなので、今日は傘も差しているし、かつらはなし。

 夫とドラッグストアで待ち合わせして、買い物。駅前のファストフードでランチを済ませ、夫のパンツを買って丈詰めをお願いしてきた。
 帰宅後は汚れ物の洗濯を済ませ、インフルエンザ予防注射予約の電話。今年はコロナ禍でもあるので、少し早めに来月あたりを希望していたのだけれど、皆考えることは同じの様子で、とんでもなかった。
 11月初めまで既に予約で一杯だそう。夫は11月の初め、私は治療の副作用の関係で11月半ばにようやく予約が入れられた。結局、例年とあまり変わらないタイミングである。
 その後、口の中を念入りにケアしてから2か月ぶりの歯科クリニック受診である。
 
 午後1番の受診でクリニックは私一人だった。玄関を入るとスリッパの自動消毒器が入っていてびっくり。コロナ禍で色々な新兵器が出ているのだなあと感心。
 すぐに呼んで頂き、口の中をチェック。ひとまず落ち着いているようなので色々心配はあるけれど、このまま存置しましょうと仰る。

 それでは特に治療はなしだと理解したのだけれど、先生は5月に歯が折れた時の応急措置をした際の接着剤が歯と歯の間にベッタリと隙間なく付いているのがずっと気になっていたようで、今日は接着剤を剥がして歯の隙間を作って、そこでちゃんと歯間ブラシでケア出来る形にしたかった模様。

 それで、存置と伺いそのまま帰るつもりが、ちょっと削って・・・となってしまった。
 削り始めると神経に当たる。痛みがあります、と手を挙げたら、「では麻酔をしましょう、今日は数時間食事が出来ないかもしれないけれど大丈夫ですか」いう話になり、あれよあれよという間に40分もかかる大治療に。

 右鼻の直下に麻酔薬を入れているので、鼻の孔がぺっちゃんこになって息が出来ない感じで、鼻水が出てもわからない。実に気持ち悪い。結果、折れた歯に詰めてあった劣化した詰め物をも詰め直し、それが折れた歯を支える形にもして頂けた模様。鏡を見たら美的にも大分綺麗になった。こだわりの職人技だなあと思う。

 前回より歯茎の状態も良くなっているという。しっかりケアしなくては・・・と思うが、なんといっても吐き気が酷く、治療後はなかなか歯磨きが丁寧に出来ないのも気になる。次回はまた2か月後に予約が入った。

 帰宅後は転移性乳がん患者さんの口腔ケアのZoomセミナーに参加。今日は歯にご縁のある一日であった。 
コメント (2)
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