日本歴代の天皇のはじまり「神武天皇」が即位したのが(西暦の)紀元前660年ということで
今年は(日本)紀元2675年ということになるのか
古事記や日本書紀では高天原の神々の神話からはじまる
イザナミ、イザナギの男女神が日本の島々をつくり、そこに降り立ち
それから地形を築き、自然の数々を作り、それぞれの神々を産んだ
女神イザナミが死んだあとにもイザナギは神を誕生させた
すなわち天照大神(アマテラス)、月読神(ツクヨミ)、須佐之男命(スサノオ)の三姉弟神
須佐之男命は乱暴狼藉の限りを尽くすので
太陽の化身 天照大神は天岩戸に隠れ世界は闇となった
この時、再び天照大神を岩戸から出てもらうための策を実行した
功労の女神が天宇受売命(アメノウツメ)
陽気に舞う(おかめの舞)に八百万神々は笑い転げ
何ごとかと岩戸を少し開けた天照大神を、ついに外に出すことに成功した
須佐之男命は天上を追放され地上に降り、出雲の国で八岐大蛇を退治し
「草薙の剣」を手に入れ、姉神「天照大神」に献上した
須佐之男神は多くの妻を持ち、多くの子を成した その中の一人が大国主命である
大国主命は80人の兄の迫害を受けながらも、ついに出雲の国を治める
そのころ天照大神は地上界をわが子に納めさせるべく出雲に使いを出した
人間界でいえば、天照大神は大国主命の伯母にあたる
大国主命は天照大神の申し出に応じて、出雲国を譲ることにした
しかし息子の一人「タケミナカタ命」は反発して戦ったが敗れ
逃亡先の信州諏訪湖の守り神になるという条件で許された
諏訪大社にはタケミナカタ命の母、ヌナガワ姫の小さな社がある
天照大神に命じられ、日向の高千穂の峯に降り立った「ニニギ命」は三種の神器を手に
伊勢の地神「猿田彦」の案内で伴の神々と「豊葦原瑞穂国」を目指した
これが天孫降臨である
ニニギの命は人間界でいえば天照大神の孫にあたる
ニニギ命は、このあと行く先々で土地の権力者と戦を重ね
苦戦しながらもついに、この国を統一し大和において神武天皇と名乗られたのである。
今から2675年まえのことと言われる。