神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

フキノトウと野鳥と昆虫と

2017年02月26日 08時24分33秒 | 花鳥と昆虫・爬虫類・魚

わが家の周辺で今年も「フキノトウ」が出てきた

草色のいかにも草の様な草

天ぷらが最も簡単かつ美味しい食べ方だ、ほかには「ふきんと味噌」にすることもある

いずれにしろ、ほろ苦い味と香りだ、強烈な香りではないので食べやすい

おいしさを期待する様な食べ物ではないが、「春を食べてみる」で良いのでは?

 

わが家は町の中心部から600m程の山手だが標高10mほどで山ではなく、普通の住宅地

大昔は川の底ではなかったろうか、と思われる、それは自宅の前と後が5~10mほどの土手に

なっていて南はゆっくり標高が上がって行くし、北は海に向かって下っている

しかもわが家の隣は300坪の企業所有地だが、そこは70年前までは沼で、それを埋め立てたという

やはり水の通り道だったんだろう、幅は30m程ある

そんな環境だから、わが家の背(東)は土手で笹藪と雑木が生い茂り、そこに山桜のような大きな木が

枝を広げている、そして名もわからぬ様な木は実をつけ、昔はアケビも生っていたくらいだ

ヘビイチゴや、別の赤い実もなり、しかも藪が深いので冬でも春でも野鳥が訪れる

温かくなれば毎年「ウグイス」もやってくる、朝には例の甲高く鋭い美声を聞かせてくれる

今は燕の様に尾が長い、すらっとした鳥が真冬から遊んでいる、燕の2倍はあるかっこいい鳥だ

ツガイでけっこうけたたましい鳴き声をだす

この辺りは狭い土手に沿って、畑や杉林も有りキジもたまに見かける、イタチかテンかしらないが、金色の

尾が太い生き物も住んでいる。

去年は庭先に蛇が出てきて、へび年生まれの女房はパニックになって大騒ぎした、私は足が多いのは苦手だが

足のないのは平気なので、ウナギの要領で追っ払ったら5mほどのローリエの木に登って逃げていった

暖かい日にはトカゲがひなたぼっこをしたり、時にはスポットライトを浴びながら堂々と交尾している

困るのは真っ赤な目をした10cm程のムカデが生息していることだ、真夜中に首筋をかまれて深夜3時に病院へ

行った、そして対処方法を覚えた、毒は咬んだ周辺にとどまるだけで全身にまわることはないので痛みだけですむ

処置は40度の温度で温め続ければ良いとのこと、腕や足なら風呂で温めれば簡単だ

首は熱いタオルを当てる

ムカデよけの殺虫剤を撒いたが、雨などで流れるとその水をペットが舐める可能性がある、それで去年は犬が行かない

ところに撒いた

あとはヤモリも多い、家族でいるらしいがヤモリは愛嬌があって好きだ、夏の夜になると窓硝子にへばりついて蛾や蚊を

食べに来る、ヤモリはその名の通り「家守」で守り神ならぬ守り爬虫類だ(ほ乳類かも)

私の海岸沿いの店には「ふくろう」がやってきたが、こちらには以前「山鳥」の巣があった

雛なのに成人したネコくらいの大きさがあった、その巣が土手から転げ落ちてきたので、それを助けて屋根の上に箱を置いて

そこに入れた、親鳥が心配して上空を旋回して行方不明の子を探している

子も親を見つけてピーピー鳴きながら屋根伝いに歩き出し、親がそれを見つけた、だが子は飛べないし、ネコが来れば

ひとたまりもない、ハラハラしてみていたが、意を決して子が羽ばたいた、浮き上がったが数メートル羽ばたいただけで

隣の家の屋根に墜落!

しかし生命とは素晴らしい、一時間ほど試行錯誤してとうとう飛んだのだ(見物しているオレも暇だね)

親について森の中に消えていったとき、全身の力が抜けた。

 

 

 


たった39光年先に、地球型惑星数個発見

2017年02月24日 17時00分00秒 | 宇宙.神秘

宇宙の果ては膨張を続けて、数百、数千億光年どこまでも広がる

光でも追い越せない、永遠の果てだ

そんな途方も無く広い宇宙で、たった39光年のお隣に、水をたたえた海をもつ地球環境の惑星が

何個か発見されたそうだ、一つくらいは人類っぽい生命があるかも、いよいよ未知との遭遇か!

さあみんなで、宇宙の隣人に会いに行こう

10億光年の広さの、我が銀河系の中でも、本当に近い39光年の隣人

「どれだけ~?」

日本列島、北海道から鹿児島まで2000kmとしたら、10億光年の中の39光年は、たった8cm

隣人どころか手の平の半分の距離

そんなに近いのか「よーし行くぞ、何秒で39光年に着くのかな?」

それでは星の光をエネルギーに、時速1000kmの旅客機に乗って出かけましょう、420万年の旅に

 

*数字はそうとうアバウトです、もしかしたら1000桁くらい間違っているかも、それでも宇宙の広さでみたら

さほどの間違いではありませんが。

 

 


2.22今日は、にゃんこ「ニャンニャンニャンディ」だって

2017年02月22日 18時23分45秒 | フーテンの寅ねこ わんにゃん

Pねこが私に助けを求めてもう8ヶ月になる、でもまだ一歳にはなっていない

この頃は盛りがついて、もう大人になった様だ、春になったら不妊手術だな

年間数万匹も殺処分されているという身寄りの無い犬猫、Pねこを拾ってしばらくは

病院通いが続いたPねこもようやく健康になった、獣医さんも「殺処分になりそうなネコを

一匹救ってくれて感謝感謝」と言ってくれる。

昔から犬猫は好きで何匹も飼っていたが、私自身の動機で飼うのはPネコが初めて

こんなネコでも恩義を感じているらしくて、昼間は女房殿にべったりだが、私が帰宅すると

私にべったり、女房殿が焼き餅をやくほどだ。

こうなれば可愛さが100倍になってくる、家に帰って待っている人(ネコ)がいると思うと帰るのが

楽しみになる、もう、ずうっ~~~~と待っていてくれる人がいなかったから尚更だ?????

蛇足でした。

 

とってもお行儀が良いお嬢様です

Twoショット

こんなにやせっぽちのチビだった

今じゃじゃじゃ馬ねこ

虎のごとく吠える(あくび)

高いところが好き

上から何かを狙うのは習性

仲良しだったジョンおじいさんと

 


夢中問答集を読んで見た

2017年02月22日 08時49分24秒 | 宗教

最近わたしの人間性が粗雑になってきたようです

まあ、二重生活を続けているので、立ち位置が今ひとつ定まっていないせいかもしれません

どんな生き方が正しいのか、かなりアバウトに考える様になりましたが、これはいけないことです

なにか漠然とした生き方の指標がほしい

昨年も同じような事を思って「高嶋暦」を買って一年間指標にしましたけど、世界中の人間を9分類でくくってしまうのは

ちょっとどうなのかと思いました

神頼みも良いですが、やっぱり自力で生き方を考えた方が価値がある気がします

それにしても拠り所とかヒントが無いと凡人故なかなか思いつきません

そこでず~っと2年ほど本棚で眠っていた「夢中問答集」を引っ張り出しまして勇気を出して挑戦します

なぜならこの書は、禅宗、臨済宗の高僧「夢窓国師(夢窓疎石)」と足利尊氏の弟「足利直義」の禅問答なのです

しかも南北朝時代の古典で仏法の本です、よほどの覚悟が無いと読み切れません、集中しないと何が何だかわからない

と思います。

さ~て、夜中のほうが集中できる、ということで23時から読み始めました、それで思ったのは、これは「千夜一夜」方式

で読んだ方が良いと。

一日一話の法話、これならいけそうです、そしてこの一話一話を噛みしめて、ノートにこの話しの意図を毎日書くことにしました

徳川家康は毎日「南無阿弥陀仏」を書き続けたそうです、何事も続けることと根気が成功の素です

さっそく第一番目の問答を読んで見ました、今から700年くらい前の名僧と征夷大将軍の弟との禅問答

質問者は足利直義さん、答えるのは夢窓国師です

直義さんが問いかけます

「僧は庶民が幸せになるように導くものなのに、庶民に富を求めることをやめよと言うのはなぜか?」

国師は答えます

大衆は士農工商にかかわらず、誰もが富を求めて働いているが、それは欲心からである

ただやみくもに働くだけで、一生を終えるときでも何も残っていない

たまに良いことが一つあっても、その何倍も悪いことがおきる、また、かなりうまくやって財をなす者があるが

大概はそれ以上の悪業を行っているのだ、それでは来世は地獄界に落ちる

愚衆の根本が欲心だから、うまくいかないで富を失うと、悪人や政治や世の中のせいにして嘆く

しかし富を失うのは自らの前世の報い、今世を欲心で生きているからだ

これでは来世もうかばれないだろう

 

昔、インドにスゴウ長者という人がいた、たいへんな財産家で倉という倉は財宝でいっぱいだったが、運が尽きたのか

老年の頃には一家離散して家僕もなく、老夫婦だけになった、たくさんの倉の中身も何も無くなってしまった

とうとう米も尽きて、倉の隅に何か無いかと探し回ったらマスが一つあったので、これを米4升と替えてもらった

これで2~3日は生き延びられると夫婦は喜んだ

スゴウ長者は用があってどこかへ行った、老妻が家にいると僧が乞食(僧の修行の一つ)に戸口に立ったので老妻は

米を1升与えた、すると今度は2人僧がやってきたので米を2升与えた(これでは今夜食べたらおしまいだなあ・・・)と

老妻が途方に暮れていると、またしても僧が一人来たので、とうとう残った1升も与えてしまった。

(これでは爺さんが戻ったら、こっぴどく叱られるだろう)と思うと泣けてきた

そこにスゴウ長者が帰宅して妻が泣いているのに気づいて「どうしたのだ?」と問うと老妻は全てを正直に話した

スゴウ長者は「仏・法・僧、を尊ぶ事は大切なことだ、例え我らが飢え死にしようとも物品を惜しむ様なことをしてはならない

おまえが行ったことは正しいことだった」と褒めた

それでも腹が空くので、まだマスなどがないかと倉を探そうとした、ところが倉という倉の全ての扉が開かない

スゴウ長者はとうとう一つの倉の扉を打ち破った、すると中は金銀財宝で溢れていた、全ての倉がその通りで

スゴウ長者は昔と同じ財産家になったという。

実は4人の僧は釈迦とその高僧だったのだ、この話しは釈迦が米の御礼に財宝を与えたと言うことではない

スゴウ長者夫婦の心根が無欲で信心深い故に、自らの行いで得たものなのだ

だから仏教は、欲心で富を得ようとする気持ちを制するのです

 

第一の問答おわり

これについて私なりの考えを言いますと、凡人は「なんだ最後は金銀財宝じゃないか、第一いくら長者が善人で

信心深いとはいえ、こんな手品みたいな事が起こるわけがない」と思うだろう、その通りだ。

第一先の短い老夫婦が倉いっぱいの財宝を得たとしても何の意味も無い、一日米一升あれば十分だ

足利直義さんも、そう思ったろうか? 天下の副将軍であるよ。

夢窓国師は多分、天下の政を預かり国家の民を導く直義殿には、「倉と財宝が何を指しているかくらいのことは

お見通しでしょ」という謎をかけているのでは。

臨済宗は禅宗の大きな根の一つですが、大衆仏教の親鸞聖人の浄土真宗でも「心を空にしてただひたすら

【南無阿弥陀仏】を念じなさい、そうすれば悪人だとて前世の悪業から救われるのです」と言っています。

人間の安らぎは心を空にして生きる、というのが仏教の教えなのです、人はただ一人裸で生まれ、裸で旅立つのだから

「この世は来世での暮らしの為の修行の場ですよ、魂の汚れを洗い落とす修行の場ですよ」って言いますよね

 

 

 

 

 

 

 


中国の故事と井伊直虎

2017年02月18日 18時04分00秒 | 映画/ドラマ/アニメ

大河ドラマ「女城主直虎」、視聴率はパッとしないとか

それもそのはず、歴史好きでも無ければ一体どの時代で、時代背景もわからないだろう

しかもヒットするのは幕末ものと秀吉、家康が人気の定番、有名な謙信、信玄でさえ視聴率がとれない

なのに井伊直虎といわれてもピンとは来ない、私みたいな歴史好きでも直虎に後見される井伊直政や

子孫の井伊直弼は知っていても、どこかに「女城主がいた」という話しを聞いた様な?程度の直虎の知識

だが逆に言えば、誰でも知っている有名人の焼き直しより、こうしたレアな人物の方が面白い

こうした無名の人間が有名な大物にどう関わっていくのかが楽しみだ。

今は直虎の父の時代、後日桶狭間で信長に首を取られる今川義元に、嫌々臣従している小さな田舎領主の娘

後の徳川家康も人質として今川屋敷に住んでいる、今川の本拠地は今の静岡市、直虎の父の領地は愛知県

三河地方の山の中、青年家康の領地は(本来家康が殿様なのだが、人質なので、領地には殿様が不在)

同じ三河地方の岡崎、直虎の家よりは格上だ。

信長は名古屋に住んで、その領地は愛知県の半分足らず、今川の5分の1程度でしかない

時代拝啓はこんなところである

それで、今週の展開だが、直虎が坊主として修行している寺の和尚が謎を出す、中国の故事の問題だ

「二人の家臣がいて、王様は饅頭をそれぞれに二個ずつ渡した、一ヶはその場で食べろと言った、もう一個は

それぞれ勝手にしてよいと言った、一人はあとで腹を空かせていた子供にあげた、もう一人はカビがはえるまで

ずっと持ち続けていた、さあ王様はどちらを重臣として用いたでしょうか?」というのが問題

直虎(次郎法師=女である)は答えがわからない、だが直虎にも二者択一の問題が持ち上がった、それは婚約者

の亀の丞が坊主である次郎法師と結婚するために、直虎が自殺をしたことにして爺さんの館で暮らして、

オレと忍び会って子供を作ろうという作戦を持ちかける、そうすれば井伊家の跡取りも出来るということになる

しかし直虎は死んだ人として二度と表には出ることが出来なくなる。

なぜ?、直虎が出家をする条件で、井伊家は今川から攻撃されずにいるからだ、勝手に還俗することは許されないし

還俗しなければ結婚できない。

悩む直虎、だがここで和尚の饅頭の謎が解ける、そして亀の丞に伝える「オレは自殺の芝居はしない、亀との結婚も

あきらめる」 「なぜだ?」と問いかける亀に

「腹も減っていないうちに最後の饅頭を食べてしまえば、いざというときに空腹を満たせない、饅頭は食べずにもって

いて、万一の時が来たら食べる、オレは残った饅頭になって万一、亀に何かがおこったときの備えとしてこの寺に残る

そうすれば井伊家は守れる、もしオレが今隠れてしまえば亀の万一の時、誰も井伊家を守ることが出来なくなる、

だからオレは竜宮小僧(守り神)を通す、そして饅頭がカビてしまう様に、いつまでも万一が無ければ、それにこした

事はないではないか」、みごと直虎は正解を我が身で見つけたのでした、

正解は饅頭をいつまでも持っていてカビさせた家臣でした。

さて本題に入ります、このように中国の故事は昔から我が国にもたくさんの影響を与えています

2500年くらい前から1500年くらい前の秦や漢や三国志の時代などの、中国の戦国時代には

覇者、勇者、豪傑、策謀家、英雄、知者、賢者、学者、ありとあらゆる大人物を生んだ時代

多くの金言、名言を残し数々の寓話やことわざは今も伝わっている

「四面楚歌」「臥薪嘗胆」「背水の陣」「呉越同舟」といとまない、また「孫子の兵法」や「韓非子」は

武田信玄など日本の戦国武将のバイブルとしても重宝されたという。

まさにこの時代こそ、自由で野性的な中国人が生き生きと生きていた輝く時代だった

しかし宋の繁栄を最後に凡そ900年間北方の満州族やモンゴル族の侵略が相次ぎ中国人の

国家は失われた、途中で明が一時的に繁栄しただけである、ようやく1895年に満州人の清国が帝国日本との

戦争に敗れて衰退し、やがて辛亥革命で中国人の国が再建された。

その後も日本との戦争、共産党と国民党の内戦と続き、1950年近くなって今の共産中国が誕生したのだ。

世界の人間の約5人に一人が中国人という現在、宗教も自由な思想も失った共産中国人はあの戦国英雄が駆け巡った

時代をどう思っているのかどう教えているのか多少興味あるところだ。

 

 

 

 


多重人格についてもう少し

2017年02月15日 21時00分23秒 | 宇宙.神秘

2015年9月9日にもブログで「二重人格」を少し書いたけど、友達のつーくんも今、そんな小説を読んでるそうで

趣味というか知識媒体が一致して少し嬉しくなって、同時にそれを思い出して書棚を探したら出てきた

1993年の初版本で24年前になるが、寄せ書きには22の人格の統一に成功した人が寄稿した。

主人公はアメリカ南部の私生児ジェニー、(実話なので仮名)母親がサタン崇拝の宗教にのめり込み2歳の娘を生け贄

同様に教団に参加させて、性的虐待を含むありとあらゆる残虐行為を見せたり体験させ、8歳で売春までさせた。

これらのことは後に明らかになったことなのだった

ジェーンが34歳の時、1983年一人の心理医学者が彼女の多重人格を疑った、精神科医や心理学者に見てもらったが

ほとんど理解不能だった、しかし探し回った末、こうした症状を研究していたセラピストたちとの出会いがあった

そのとき初めてジェニーの多重人格が他人に明らかになった、しかも少ないとはいえ世界には50人を超える同様の患者

?もいたのだった。

しかし多重人格者(MPD)の経験者豊かなセラピストでさえ驚いたのは、次々と現れる人格、彼女が悪魔教の儀式で虐待

されている頃に出現した人格や、比較的あとに出てきた人格など様々でその数は断片的な完全でない存在まで含めて

400人に及んだ(500人は記憶違いだった)

最初に出てきたのは、彼女を恐怖と苦痛から救う人格で、痛みも感じず、泣くこともない反抗的で破天荒な生き様の

女の子だった、年齢は17歳だとセラピストに語った

ジェニーが恐怖で心の奥に潜むと彼女が現れて代わりに様々な虐待を受け、それに耐えた

こんな風に2歳からすでに彼女を守るための人格が数人現れ、年々増えていった、中には悪魔の聖書から守ってくれる

悪魔や父親の人格、そしてジェニーではなく、そんな人格の一人の遊び友達の人格まで現れた。

主要な人格だけでも50人近く現れている、しかもセラピストが驚いたのは、そうした人格がジェニーの体を支配している

ときには一人一人が異なったそれぞれの個性的な性格、声、気性、文字をもっていて行動し自己主張するのだ。

ジェニーが他の人格に乗っ取られているときには、ジェニー自身は乗っ取った人格が何をしたかと言うことは全く知らない

だが他人から見れば400の人格が行った行動、会話について全てジェニーがやったと言うことになる。

この本が発行された時点でも、まだジェニーの体はジェニーとあと2人の人格が混在していた、それでもそこまで回復した

のだ、しかしこの本の著者スペンサーは懐疑的である、ジェニーが困難に直面したときまた新たな人格が次々に現れるの

ではないかと

こうしたそれぞれの人格から、彼女の中でどんな役割を果たしていたのかを聞き出し、ジェニーの生い立ちを少しずつ再現

していく作業には催眠法も利用された。

そうしていく内に、最初は互いの関係を知らなかった孤独な人格たちが、他の人格を意識する様になり、対話さえ始めた

中には友達として昔から知り合っている人格同士もあったが。

セラピストに人格たちはほとんど自己紹介をしたが、それぞれの生き様や性別、年齢まではっきりしていた、しかし中には

かたくなに自分はジェニーだと言い張る人格もあって、セラピストさえだまされてジェニーの原人格ではないかと思いそうに

なった、しかし説得によってその人格は固有の名前をとうとう明らかにした。

この本は一度8割方まで読み終えた、しかしあらましは思い出しても、今一度適当なページから読んでみてもまったく理解

できない、もしもう一度挑戦するとしたら、また最初から読み直すしかない。

400人の人格、結局この本が語れるのは100に満たない人格でしかない、それ以外はさほど重要な人格ではないのだ

それでも50~100としても多重人格者の中でも群を抜いている。

普通、痛みや恐怖が日々続けばジェニーの様に心の奥に隠れてしまって、精神病患者や鬱病になる事が圧倒的に多い

のにこうした別の人格が現れて助けるというのは、いったい何を表しているのだろうか、わたしは神の実験としか思えない

人を含めた生物に対して新しいパターンを試したのではないかとさえ思える

病気だよというには、あまりにも小説的で医学的ではない、だからドラマネタにもなるのだろう

これが解明されることはないと思う、選ばれた数少ない人の人生としてサンプルファイリングされるだけで終わってしまう

のだろう人間が知らないことはまだまだ多い

なかなか読み応えがあるので、一度読んで見たら良いと思います。

 

 

 

 


建国記念日

2017年02月11日 16時00分00秒 | 日本史

「建国記念の日」は基本的には初代天皇である神武天皇が即位した日のことなのだが

明確にはそれがいつかはわからないので、1月1日としたということだ、これは当然旧暦なので

近世になって新暦の2月11日に定めたと言うことだ。

さてこの日が建国の日というのは良いとして、日本は何度か新たな国に脱皮をしているから

「新建国の日」というのを作るとしたら、封建時代から明治のグローバル日本に変わるきっかけ「大政奉還」

で天皇の政権が復活した11月10日(新暦)

「第二次建国の日」これは文明国家日本になったと同時に、天皇に政権が取り戻された記念日でもある

(実際は薩長政権になっただけなのだが)

それから太平洋戦争でアメリカに負けて降伏、アメリカ占領下で日本は世界から消えてしまった

しかし昭和27年4月28日、日本は独立を果たし世界の一員に復帰した

この日が「第三次建国の日」といえる、ある意味「独立記念日」だ

世界には建国の国と、独立の国と両方がある国がある、そのほか同じ民族で革命によって作られた国もある

アメリカは意外にも宗主国から独立した国だ、イギリスやフランスなどの母国から戦争によって独立したのだ

ロシアは帝政ロシアを破って作った革命国家だし、フランスも同じく帝政を革命で打ち破った国家だ

中華人民共和国は複雑だ、漢民族の国家が満州族の清国に支配されていたのを、日本帝国が戦争で

清国を破ると、清国は弱体化して辛亥革命が起こり、漢民族の独立が果たされた、しかし日本、ロシアが

満州、朝鮮の権益を争い、日本が満州や北京近くまで攻め入ると中国は日本に対抗した

日本がアメリカに負けた後、共産軍と蒋介石の国民党軍が内戦になり敗れた蒋介石軍は台湾にわたり

台湾を中華民国化をした、一方毛沢東は中華人民共和国を宣言した

中国は正確に言えば清国から独立を果たした国家だ、だから独立記念日となるのだろうが、しかし

国民党との内戦から勝ち取った国ともいえる、だとすれば建国でもある

あるいは共産主義革命ともいえる、いずれにしろ複雑な経緯でできた国家なのだ

 

日本が戦争で負けて独立した国もある、それが朝鮮だ

朝鮮には三国時代というのがあって、その三国それぞれ日本で言うところの神武天皇のような建国の祖

というのがあって、厳しい試練を乗り越えて虎に勝った熊女と神様の間に生まれた「タングン」とか

卵から生まれた「パクヒョッコセ」などがそうだ、今の韓国の祖は「タングン」の方のようだ

「タングン」が建国した日が建国記念日なんだろうが、もう一つ日本から独立を果たした「独立記念日」も

あるという。

北朝鮮はどうなんだろうか・・・・国家建設の記念日は? 互いに相手の国家の存在を認めず不法占拠と

互いに言っているが・・・・かっての朝鮮国、この国も複雑だ

台湾、ここも複雑 純粋な台湾人、蒋介石が進駐した中華民国 台湾も領土の一部とする共産中国

互いの言い分が存在していて、第三者は口出しできない

日本にも「独立した日」というのがあることは、意外と知らない日本人が多い、私が生まれたのはアメリカに

占領されていた日本だった

 

 

 

 

 

 

 

 


韓ドラ 日ドラ

2017年02月10日 10時09分58秒 | 映画/ドラマ/アニメ

韓ドラというと、人間関係が狭い範囲の中で、これでもかと言うほど複雑に絡んで絡んで

人物相関図というのを書かないと途中で訳がわからなくなってしまう。

そして、その登場人物同士の関係は視聴者はわかっているが登場人物同士はわからず

いつそれがわかるのかという部分で、視聴者をやきもきさせながらずっと引っ張っていくパターン

 

日本のドラマは、人間関係は割と単調で、登場人物の心の奥を描くことが多い

決定的なのは、韓ドラはセレブ家庭と貧乏家庭が恋仲になるパターンがほとんど

日本の場合は、財産家というより、仕事での社会的地位が高い人が主人公になるパターンが多い

韓国人が大金持ちに憧れているのか、それともとうてい手が届かぬ世界をせめてドラマで体験したいのか

国民総中流意識と言われた日本とは、かなり視聴者心理も違う様だ

韓ドラがいかに複雑怪奇かという例をあげると、今見ている「愛人がいます」(原題エインイッソヨ=愛人がいます)だと

書くのもバカバカしいけど、暇つぶしに・・・・

主人公はAA=女双子の生き別れの片割れ、S製薬会社勤務(パートか?)、祖母と暮らすが、夫がSの製薬会社の内膜を

暴露しようとしたため製薬会社の婿BCによって殺され、妊娠中の未亡人になる、彼女も製薬会社を内部告発したため命を

狙われる。

AB=女双子の片割れ、お互いの存在を知らない、仕事は非情な凄腕の女弁護士、夫はS製薬会社の長男BA

BA=ABの夫でS製薬の御曹司だが会社を継ぐ気が無く学者を目指して大学にいる、そこの後輩のCCと不倫している

BB=S製薬の社長、若いときAAの父親AFと親友で登山仲間、AFは薬を開発して特許を取ったがBBは彼を殺して

特許を譲渡したように工作して、それを販売してS製薬は大発展を遂げた

BC=社長BBの娘BWの婿、社長に頭が上がらない婿だったが社長BBがAFを殺したいきさつを知って脅し、社長に納まる

BW=BBの娘 BAの妹 BCの妻 BCと共に会社の経営権をとろうと思っている野心家

BM=社長BBの妻、BAとBWの母 BCとBWの夫婦会社を渡すのが嫌で息子のBBに継いでもらいたいと願うが思い通りに

ならない

AM=宅配マッサージ師、AAとABの実母で殺されたAFの妻、社長BBは悔いの念からAMとABには格別の配慮をしている

CC=孤児だったが、孤児数人を育てている善人のCAの家で育った、そして大学でBAの後輩だが不倫関係になる

CD=CCと同様にCAに育てられ弁護士になった。 AAとは学生時代の同級生で仲良しだった

CA=CCやCDを育てた善意の人、AMに良い感情を持っているらしい

以上が主な登場人物でややっこしいが、要約すれば、製薬会社の一家と、主人公の双子の家族、それに孤児の家の3つしか

登場しないドラマ。

これが、また複雑に(絶対あり得ない奇跡的出会いの連続で)絡み合いながら進行していく

*無情な弁護士ABがその無情さで勝訴して罪人にした男によって、BAとABの愛娘を殺された、これが原因で夫BAは

妻ABを許さずABから離れて後輩のCCと不倫、そして結婚の意思を固めてABと離婚する。

失意のABは車で外出中のパーキングで、BCの刺客に追われていたAAの車の隣に停める

危険を感じたAAはABの車を拝借して(名刺と携帯を置いて)逃げる、気づいたABはAAの車で追いかけるが

ABが乗ったAAの車を、AAが乗っていると思ったBCの刺客によってトラックで追突され車毎、崖から川に落ちる

なんとか助かったが大けがをして歩いていると弁護士のCDが通りかかって助ける、CDはABを見て同級生だった

AAだと思い込む(一卵性双生児だから同じ顔=キムヒョンジュが二役をしている)ABは記憶喪失になっていた

ABはCCの家に保護されCDたちと暮らし、CDの助手として活発に活動する。 ある日、この家で暮らす女高生の孤児が

不良グループに入って、偶然BAの財布を盗む、それを知ったABは財布と写真(実はABの夫と娘の写真なのだが)を

返しにS製薬の豪邸に行く、そこで元夫のBAと気づきもせず面会して謝罪するがBAはABを見てABと思っていろいろ

モーションをかけるが(記憶喪失の)ABは無反応、しかしBAは腑に落ちないでいる、しかもあれほど嫌って離婚した

のに今はAAとして生きているABにABとの恋愛時代を思い出して再び惹かれだして行くのだった。

すっかり結婚する気で留学までして、嫁としてBMにも認められたCCだがBAの愛情は冷めて行くのだった。

一方、悪人のBCは早くにAAの殺害に失敗したことを知っていて、未だにAAを探し回っている、AAはあれから4年

行方知れずになっている、しかしBCはABが死んだと思っていて葬儀も終わらせていた。

当然AAとABが双子であることを知っているのは実母のAMだけだが、それさえもAAとは生き別れになっているのだ

これからAAになって生活しているABと行方不明のAAはどうなっていくのか、あり得ないバカバカしいドラマだが

面白い、暇つぶしにはありえない話しが一番面白い。