1日目は地理不案内で、寺院巡りは大幅に時間ロスしてしまい
宿に入ったのは1時間遅れ、それでお楽しみ宴会も1時間遅れでスタート
今夜の宿は京都国立博物館隣の「東山閣」、この同級旅行会では二度目、そして
プライベートで1回の3回目
銀閣寺、清水寺、三十三間堂、八坂神社など観光の中心部にあってマイクロバスの
ホテル前駐車が出来て、しかも大きなお風呂もあるのでお気に入りの宿
最初の1時間は1年ぶりの再会もあって話しに花が咲いていたが、「宴会は2時間
ぴったりだから、あと一時間余興タイム開始!」と幹事長のつーくんから声かけ
さっそく、演歌ナンバーワンのマスくんが「祭り」を歌い、舞踊の師匠かっこちゃんが踊る
このために衣装まで持ち込んできた彼女、あでやかに踊ってくれました
「yotiin 来年は私と(矢切の渡し)を踊るんだから練習しなさい!」宿題を出されてしまいました
それからハロウィンならぬ仮装パーティに、私も赤い襦袢を履かされ、黒のストールを首にかけて
「星降る街角」を熱唱、いつもはクールなつーくんまでもがマリリンモンローに変身
意外と満更でもない様子、すっかりなりきって歌ったり、踊ったり
こんあバカ騒ぎも時間と共にぴったりやめて、最後に恒例のスクラム組んで「高校三年生」を
全員で歌う、そして部屋での二次会へと
ところが不覚にもyottinはベッドに横になった途端、寝てしまったのだった
毎回頼むマッサージさえ呼ぶこともせずに、翌朝は6時半まで寝ていた、なんと9時間ぐっすり
そして27日の京都は快晴、朝食を食べて出発だ、今日も京都観光中は私の運転だ
今日の予定は、西本願寺-漬け物店買い物-東福寺-宇治平等院-そして京都駅-故郷への帰路
となっている
西本願寺は何を見るのだろう、メンバーの多くは東本願寺系が多い、我が町ではお西さんの末寺は少ない
メンバーの一人が国宝の唐門が修理に入るから見納めと言うことで推薦したんだそうだ


敷地の中を歩いていたら特に期待もしていなかったのに、美しい木々の景色に出会った




漬け物店のオブジェ

さて、この後はちょっとした面白い出来事が2題
最初はバスの燃料があと10リットルほどになったのでGSを探していたら、伏見のあたりでようやく見つけた
店員さんがやってきたので「軽油現金マンタン」と言ったら、申し訳なさそうな顔で
「実はうちは軽油ものすごく高いんですよ、だからよそで入れた方がいいですよ」
「はあ????、どういうこと?」
「うちは軽油が158円なんです、凄く高いからよその方がいいですよ」
売り言葉に買い言葉「158円でも良いから入れてください」ハイオク並みの価格なのに言っちゃった!
ところがむこうも頑固で「どこへ行かれるんですか?」「宇治だよ」
「だったら途中に安いスタンドありますから、そちらで入れてください」
含みがあるのか、事情があるのか、運転手の顔が気に入らないのか・・・・あきらめた
次のスタンドで入れた、120円以下だった
「うちは高いからよそで入れて」なんていう商売人は初めて見た、謎じゃ
さてその次は・・・
カーナビ頼りに東福寺へ、狭い商店街に入り込んだ、マイクロバス一台がやっとの道路、一方通行だ
観光客を左右にかき分けながら時速10kmほどの徐行運転
ようやく参道らしき場所を発見、しかし満車の看板が・・・次へ向かう100m程でまたあった、またも満車の
看板、誘導警備のお姉ちゃんが立っていて「ダメダメ」と言っているから
「ダメでもいいけど、マイクロバスの駐車場はどこにあるの?」とちょっと強めに行って見た
もし、もう一度ダメと言ったら「400kmも走ってきた20人の人間にそのまま田舎へ戻れと言うんですか」と
やってやろうかと構えていたら、なにかマイクみたいなもので連絡を取り始めたぞ・・聞き耳
「大きなバスみたいな・・自動車です」とか言ってるから(大型なんて言ったら断られるじゃないか)と思って
「マイクロバス!」と大声で言ったら「マイクロバスです」と言い直した
するとなんと許可が出たらしい、「どうぞ中へ進んでください、空いているそうです」
「おねえさんありがとう」力一杯感謝してまたしても狭い参道をゆっくり進んだ
そして道路が小さな門に突き当たると、今度は厳つい男の警備員が手を広げて車を停めて
「どこへ行くんですか」あきらかに敵意!!
「駐車場ですよ」と言ったら 「どんな目的ですか!」だって
「観光ですよ」 「・・・・・・それはねえ」と言い出したから
「入り口で「駐車場の許可が出たから、進んで行ってください』と言われたから来たんですよ」
今度は私が強く言い返すと、突然態度が変わって「そうですか、それならどうぞ」って
ちょっと拍子抜けしたけど、狭い道からやってきたタクシーをバックさせて通してくれた
「ありがとう」って御礼を言って次にすすむ、次の角で左折して直進したらまた門があって
警備員が二人、今度はスムーズに案内してくれて・・・・
そこへ入ったら境内だった
観光バス1台と反対側に乗用車が十数台あるだけ、一般駐車場ではないようだ
隣の大きな寺院は後で調べたら国宝の三門だった
キツネにつままれたようだが、特等席の駐車場に案内していただいたような気分「超ラッキー」
後で知ったけれど東福寺は臨済宗の中の一派の本山なんだそうだ
私の家系も、鎌倉五山建長寺の流れを汲む寺の臨済宗の檀家だった(今のわが家は地元の浄土真宗の寺に
法要を頼んでいる=臨済宗の寺が無い町)
臨済宗がらみで救われたのかもしれない、幹事長の話では駐車場は寺の1.5km先にあって
そこから徒歩でと言うことだったようだ、しかも早い者勝ちだから満車前に入るようにとの事だった
それが寺の境内にまで案内していただいた、「ありがとうございます」
さて入場券を買って、ずらりと並んだ人の後について入っていくといきなり紅葉の森だ
それより人の海だ、身動きがとれない
係員がヒステリックに叫ぶ「ここでカメラの撮影はしないでください!!!」
あとは写真をご覧ください









広い境内、どこまでも歩いて、出てきたら奥に「特別展」との事
次の平等院見学と昼食もあるので切り上げることにした
続く