神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

カムカムエブリバディ  安子の最終章に思った

2021年12月22日 09時59分04秒 | 映画/ドラマ/アニメ
わずか15分でうまくまとめたと感心しています「安子の章」は今日が最終回と言うことなのでしょうか、明日からは「るいの章」?
るいが入学式の日に、戻ってこない母を追って大阪に行くのは自然なこと
しかしロバートが安子にプロポーズして抱きしめているところにグッドタイミングで、るいが来て目撃するのはいかにもドラマ、こうでないと面白くない
日常的でないのがドラマや小説が読者や視聴者を引きつける魅力

今回は今日までの人間関係を作者が一気に崩れさせた大転換の回だった、そして最後の1分はまさに「大山鳴動して鼠一匹」の静けさ..素晴らしい
激震が走り、何もかも動かして去って行った

兄の三太は店をもったら一緒に暮らしてくれと女中の雪衣(ゆきえ)にプロポーズ
安子に結婚を申し込んだ勇はロバート嫉妬してやけ酒を飲んで勢いで雪衣に手を出し(妊娠させる?)
その密会を見た三太はやけになって安子と貯めた資金を持って大阪に消えてしまった
それを探しに安子は大阪へ行きロバートも応援してくれるが倒れてしまう
その日はるいの入学式で戻ってこない安子を追って、るいは大阪の家に行く
そこではロバートが看病、そしてプロポーズして抱きしめた
そこにるいが来て、それを見てしまう、何も言わず岡山に帰る、だが安子は気づかない
安子はアメリカで結婚しようというロバートに感謝しながらも、るいの側に居たいと断る
そこに岡山から電話でるいが行方不明という知らせ、岡山に戻るとるいは戻っていた、だがるいは「大嫌い!」と安子を突き放す
意味がわからない安子は泣き崩れ、ロバートにアメリカへ連れて行ってくださいと言う
ジャズ喫茶のマスターの元には戦争に行ったまま行方不明になっていた息子が戻ってきた
15分間でこれだけの離散集合が繰り返された、流れるような私好みの回だった

はっきり言って私は安子のような女は好きで無い、煮え切らない、そのくせ自己主張はする、気が回らない、周りに頭を下げすぎる、スローすぎる、状況が読めない、甘えない
私ならロバートにプロポーズされたら「るいが高校生になるまで待ってくれたらお願いします」と言うだろう
高校生になれば、もう母親に頼るお子様意識は薄れる、家には優しい金持ちのおじいちゃんと叔父さんも居るし(たぶん女中を妻にしているだろうし子も居る)3年だけ待ってもらえばいい、それで冷めるなら本当の愛ではない

まずは面白い安子の最終章でした




感動!おんなたちの忠臣蔵

2021年12月16日 10時16分01秒 | 映画/ドラマ/アニメ
「忠臣蔵 おんなたち 愛」3時間半の大型時代ドラマ
今まで見た数々の「忠臣蔵」で最高の出来映えでした、出演者を見たとき「渡る世間 鬼」のメンバーがずらりで(なんじゃこりゃ)と思った
それもそのはず作者も橋田壽賀子さんだった

忠臣蔵=江戸時代5代将軍綱吉、徳川の世で一番栄えた元禄時代に起こった武士集団の仇討ち事件
綱吉の母に最高の官位をいただく重大な式典のさなか、赤穂藩5万石藩主浅野内匠頭が式典を指揮する吉良上野介に日頃より数々の辱めを受けていた
堪忍袋の緒が切れてついに江戸城内松の大廊下で吉良に斬りかかるが失敗
怒った綱吉は浅野内匠頭を即刻切腹に処す、吉良はおとがめなし
赤穂藩家老大石内蔵助以下47名の赤穂浪士が1年9ヶ月後の12月14日未明、吉良屋敷を襲い、吉良の首を取る
世間は義士の快挙と賞賛し、大名等からもあっぱれと助命嘆願の声が上がり赤穂浪士たちは一挙に英雄視される事になる
助命となればたちまち諸大名は争って英雄である浪士の争奪戦を繰り広げるだろう
だが綱吉は全員に武士の名誉「切腹」を申しつける、しかしこのとき切腹となったことで今の世まで「散る桜の散り際の美しさと」して語り継がれることになった。

これまでの忠臣蔵は耐え忍び、吉良を欺きついに本懐を遂げるという大石内蔵助と赤穂浪士tのかっこいい生き様、男から見たストーリーが多かった
しかしこの橋田忠臣蔵は赤穂浪士たちの妻、妹、想い人の視点で展開していく
期間も討ち入り前から討ち入り成功後、切腹後の4ヶ月ほどの間を描く
大石の妻りくはもとより、大高源吾に想いを寄せるうどん屋の女主人、密偵となって吉良邸に潜入した浪士の妹、引き裂かれた藩士と婚約者
気の病で歩けなくなった浪士の妹、仇討ちのため本心を偽り妻と離縁して卑怯者と罵られて去って行く浪士
討ち入り当日、身重の妻にあなたが行くなら私も子供と共に死ぬと懇願されて江戸から逃げ落ちていく浪士家族
仇討ちが失敗したときにと大石から第二陣を託され死に後れた浪士とその娘の悲哀
そんなおんなたちと男たちの感動的なドラマである

この仇討ち事件には3つの武家が関わる、1は播州赤穂藩5万石 2は高家旗本吉良家 3は米沢上杉15万石
上杉藩主は吉良の息子で跡継ぎがいない上杉家に養子として入って15万石の大名におさまった、そのため吉良家に護衛として上杉藩士を送り込んで居る
そして討ち入りの日、吉良家の武士と共に赤穂浪士と戦い死んだ者もいた

ラストシーンで大石りくが言う
「無残なのは私たちだけではありません吉良家もお家断絶、家臣も浪々の身となりました、みな妻や子もありましょうに」
うどん屋の女将も「残されたものに敵も味方もありゃしないみんな辛い思いをしているんだもの」
男たちの義挙の影で泣く大勢の妻子たちを憂う、ここで描かれた数名の女たちの何名かは非業の死を遂げる
真実は知らないが吉良の虐めと浅野内匠頭の短慮が無ければ藩士とその家族、想い人は平和な人生をおくっただろう。





朝ドラと大河ドラマ

2021年12月15日 22時18分58秒 | 映画/ドラマ/アニメ
私としては珍しい事に朝ドラを見ている「カムカムエブリバディ」
何故かと言えば始まりが1924年(だったかな)だからだ、それは父が生まれた大正13年で、父が歩いた時代背景を見られると思ったからだ
しかしヒロインはもう少し年上だった
先日、これを見ていない社員にドラマの説明をしていた、夫のミノルは戦死したが兄の三太は行方知れず
「もうすぐクリスマスだから25日頃の放送で生きて帰ってくると思うよ、三太はクリスマスに来るから」だじゃれのつもりで言った
そしたら数日後の放送で三太が帰ってきた、ナレーションが「三太がクリスマスに帰ってきた」とやったから思わず吹き出して顔を見合わせた。
このドラマは三代にわたって三人を主人公にするらしいから、ずいぶんと駆け足だ、でも見るほうにすれば理屈っぽくなくて楽なドラマだ

大河ドラマの渋沢栄一も見ているが前半は波乱の人生でなかなか面白かったが戊辰戦争の辺りから雑になってきたと感じた
そもそも渋沢が人脈をどのようにして利用してどんどん出世していったかの説明が簡単すぎる、あれよあれよという間に経済界のトップに君臨した
しかも年をとらない、息子と同い年と言っても通用しそうだ、周囲が白髪交じりで老いていくが渋沢だけは20代のままに見える
もう12月もなかばだからもうすぐ最終回になるのか・・コロナ下での芝居作りもたいへんそうだ

「日本沈没」も終わった、最終回は力が入っていたが予想通りの結末だった、さすがにすんなりと海外脱出がうまくいかないようにパンデミックをもってきた
起承転結の型どおりにドラマは進んで日本は真っ二つになって沈んでいく
しかし予想外だったのは沈没が止まって北海道、青森、九州が残る
まんなかが抜けて大きな島が二つ残った、私は計算した北海道には1000万から2000万は住める、九州も1000万はいけるだろうと
だがいかにも危うい、この形では北海道と九州の間をロシアや中国の艦隊が大手をふって通っていくだろう
そしてこの形の日本はまさに間が抜けていてしかも危うい、アメリカの傘が無ければ中国やロシアがその気になればたちまち占領出来る
もはや日本の軍事力と言えば北海道の部隊だけしかないに等しい
私がドラマの中で生きていたらロシアと中国だけは絶対行きたくない、いずれそれらの軍隊に組み込まれて自由主義国の同胞と戦うことになるだろう
朝鮮戦争のように それだけはまっぴら御免だ
日本沈没だけはないように・・・・・
それにしても関東、九州の地震が気になる、そのほかの地域でも地震が頻発している、何も無ければ良いがと思う