国内感染者は信じられない速度で減少に転じて東京さえ一桁という日も出てきた
それなのに世界ではなおも感染拡大の上に、オミクロン株という変異株がアフリカ中心で起きて世界に広がり始めた
ついにナミビアから帰国の日本人感染者も見つかった
新型コロナという奴は多くの人や会社に大迷惑をかけたが、大相撲でも朝乃山が直撃弾を受けて六場所だったかの強制休場を課せられた
大関といういわば管理職級の力士でありながら先頭切ってのルール破りをしたのだから仕方が無い
阿炎(あび)も確か同じ責任を問われて三段目かまで落ちたのではなかっただろうか、地位の軽さで朝乃山より罰は軽かった
自力の差はいかんともしがたく三段目、十両を優勝で軽々クリアして幕内復帰したが余勢で九州場所の台風の目になった
三段目や、幕下力士は大関級と対戦させられてはたまらない、大迷惑みすみす1敗を献上するようなものだ、まかり勝っても銀星にもならない
14日目には「くんろく大関」の正代に代わって全勝横綱照ノ富士への挑戦権獲得
「慢性かどばん大関」とも言える正代は東正大関でありながら横綱と対戦させてもらえない屈辱、本来なら千秋楽結びで照ノ富士と決戦する地位なのに
平幕下位力士に奪われるとは情けなや!
結局、西大関貴景勝が12勝して12日目までは盛り上げただけで、あとは平幕阿炎以外これはという力士は現れなかった
来場所にむけて照ノ富士の次の横綱を予想しようと思うがどうだろうか?
照ノ富士は序二段まで大けがで落ちるまでは荒っぽいモンゴル流の相撲をとっていたので強いけれどケガも多い大関だった
それが人生が一転してどん底になったとき目覚めた、「心技体」の技と心を得た、もともとあった体に加えて万全の力士に変身した
大横綱白鵬には無かった謙虚さが備わった、「勝って奢らず」古日本人の心を得たと言えよう、インタビューを聞いても爽やかだ
すなわち横綱になるほどの力士は心技体のうち2つは超越していなくてはいけない
そのような物差しで見るとなかなかいない、難しい、正代は恵まれた体と受けてもびくともしない強さがある
なのに心が弱い、バタバタと相手に合わせて動き回って自滅する、優勝した場所は堂々と受け止めてからグイグイ押し込んで勝つ横綱相撲だった
あれを一場所で忘れてしまったようだ、あれが定着すれば横綱にもっとも近い力士なのに残念だ
貴景勝は残念に尽きる、手が短い、同じような突っ張り力士でも阿炎は手が長いから相手の攻撃を避けて攻撃できる
貴景勝の破壊力と阿炎の身体的優勢が合わさった力士が居たら横綱間違いなし
朝乃山は正代に似ている、体も良いし技もある、だが心が弱くてムラがある
だから取りこぼしをしたり、ルール破りをしてしまう
高安、栃ノ心、逸ノ城らの大関陥落組はもう大関に戻る力は無い
心技に優れた隠岐の海、玉鷲、遠藤の業師たちも横綱、大関は望めない
御嶽海は強い、強いがなぜかおかしな癖がある、あれがわからない
大関横綱にはなりたくないのかも知れない
じゃあ誰が次の横綱? 突然大変身か、お情けタイミングぴったし
あるいは天才型、またはライバル1x1=横綱ダブル昇進
天才型は十両まででは見当たらない、十両を二場所連続優勝で通り抜ける位でないと天才とは言えない
突然大変身は千代の富士などの例がある お情けタイミングは日本人横綱がいない今がチャンス、9勝-13勝準優勝-13勝優勝で横綱になれることもあるかも
1x1=は栃錦と若乃花 大鵬と柏戸のように交互に優勝するようなライバル関係が成立したときおこる
一番可能性があるのは実力伯仲同時昇進だ、今の大関メンバーではだめだ
朝乃山は大関復活の目があるが、正代、貴景勝とともにいても一人が優勝、一人は9勝、一人は負け越し、それを交互にやってきた、それじゃダメだ
何年か前にも日本人三大関がいて同じ事をやっていた、二人は大関を陥落し稀勢の里だけが突然バカ力を発揮して横綱になったが..
それでは今後のライバルに名乗りを上げる新世代大関候補を選んでみよう
宇良、隆の勝、阿炎、豊昇龍、若隆景、大栄翔 十両はわからない
絶対勝つという気迫が無い力士はダメだ、このメンバーにはあると思う
今場所、私が一番気にしていたのは十両の炎鵬が大負けして幕下に落ちないかの心配、なんとか8勝で勝ち越してホッとした
それと王鵬が全勝優勝かといういらぬ心配、終わってみれば11勝の平凡な星
新十両朝乃若10勝の活躍、体型も良いし体の切れもスピードもある、来場所も楽しみなり