ケータイを新しくした。
前のケータイは気に入ってなかったが、積極的に変えたかったわけではない。
今のケータイがもうすぐ使えなくなるので、仕方なく変えることにしただけだ。
地デジで古いテレビが使えなくなることはよく取り上げられるのに、
古いケータイが使えなくなることは、どうして取り上げないのだろう。
該当する人が少ないからだろうか。
ケータイを変えると、最低3ヵ月は規定のプランに入らなくてはいけないと言われ、
けっきょく、これまでの月額の3倍を払わされるはめになった。
3ヵ月経って、オプションのプランをすべて解約したら、
前と同じくらいの月額になるという。なんだか理不尽なやり方だ。
テレビがアナログからデジタルに変わったとき、そのきれいさに驚いたものだが、
ケータイのテレビがアナログからデジタル(ワンセグ)に変わったときの
驚きはそれをはるかに凌駕していた。
このあたりは電波が弱く、アナログ放送はアンテナだけでは映りが悪いため、
ブースターが必要だ。ブースターどころか、屋外アンテナもついていない
ケータイの場合、なんとか見られるのは2つのチャンネルくらいだった。
ところが、ワンセグでは、家のテレビで見られるすべてのチャンネルが
とてもきれいに映るのだ。これにはびっくりした。デジタルの威力はすごい。
余談だが、ケータイ・ショップで、ケータイを選んでいるとき、
ビエラ・ケータイはどうですか?と聞かれたので、
テレビがついていると言っても、このあたりでは2チャンネルくらいしか見られないでしょ
と言ったら、お店の人はしばらく迷っていた末に、そうですね……と言った。
つまり、お店の人はワンセグを使ったことがないのだ!
ケータイ・ショップの人ならケータイのすべての機能に通じていると思ったが
ぜんぜんそうではないようだ。