プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

那智勝浦沿岸カヤッキング

2012-01-07 05:25:56 | インポート
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 先日、熊野古道の大雲、小雲取越えトレッキングしたあと、
 那智勝浦沿岸をカヤッキングしました。

 トレッキングも面白いけれど、やはりカヤッキングは、
 トリップ感の深み、体感のリアルさ、自然との一体感の生々しさ、
 海面を滑りゆく心地よさ、波うねりのリズムと同調する音楽的快感、
 重力からの解放感、そしてイマジネーションの広がりという意味において
 次元が違うというか、アウトドアにおいてひときわ突出した
 king of king,lord of lord だな
 という実感を改めて噛みしめながら、漕ぎ進みました。
 
 ここら辺は南国・紀州の中にあってもひときわ温暖な場所で、
 特に太陽光線の輪郭がひときわ鮮やかというか、
 太い感じがします。
 真冬でも天気のよい日には春みたいな陽気となります。
 この日は日本各地で大荒れ、高野山あたりでは大雪が降ったのですが、
 ここではまさに春でした。

 洞窟と小島が無数に点在する極めて魅力的なスポット。
 海上から那智の滝が見えたり、
 水路を入ってゆくと雰囲気ある湖に通じていたり、
 1級フィールドですね。

 今回は岸ぎりぎりをこれでもかというほどトレースして
 岩一つ一つの配列を暗記するかのごとく、漕ぎました。
 プランクトンの少ない冬の海は、ため息ができるほど
 美しいものです。

 紀伊半島はホームグラウンドであるので、
 定期的にあっちこっち巡回パトロールせにゃあいけませんのですが、
 パトロールの度に新しい発見があったりして、
 今回のここの巡回も非常に面白かったです。
 
 このフィールドもまた、今年のツアーコースのひとつとなります。


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