森山愛子さんが2004年に『おんな節』でデビューしたとき、その若さと明るさで低迷する演歌界に風穴をあけるような活躍を期待しました。その期待は今のところ道遠しの感がありますが、何とか頑張り続けてほしいと思います。
彼女には大阪でのキャンペーンで2回会っています。明るくて元気で、サービス精神にたけた、いい印象の歌い手さんでした。
11月20日に発売された新曲『忘れないで』は歌謡曲路線のスローバラードワルツで、水森英夫氏の作曲による美しいメロディーが印象的です。
また歌詞も数々の名曲を手がけている松井五郎氏の作詞で、ストレートに一途な想いを伝える内容になっています。
森山愛子さんには『おんな節』『おんなの神輿』のような威勢のいい曲、『恋酒』のような本格メジャー演歌、そしてまた股旅演歌の『おぼろ月夜の上州路』などいろんな持ち歌があり、それぞれに魅力があります。
そんな中で今回の『忘れないで』は末永く歌い継がれる名曲となる可能性が十分にあります。歌手「森山愛子」としても大きく飛躍するきっかけにしてほしいと思います。