
永井みゆきさんの魅力は、艶やかさに加えて儚さというか、守ってあげたくなるような感じでしょうか。何となく繊細なイメージがありますね。歌唱もこぶしを強調するのではなく、細やかな感情を伝えるのが得意なタイプだと思います。
この5月発売の彼女の新曲『吉備路ひとり』は、演歌としては定番の旅情演歌で、道ならぬ恋におちて未練を断ち切る女心のせつなさを歌っています。
舞台の吉備路は、曲中にも出て来る吉備津神社や備中国分寺の五重塔など多くの史跡があり、のどかな田園風景が人気の観光スポットです。彼女の歌を聴いていると、のどかな吉備路を散策しながら、恋の傷心を癒している姿がイメージに浮かんで来ます。彼女の繊細でたおやかな歌唱が、曲の雰囲気によくマッチしていると思います。
この曲のヒットで、彼女の魅力にますます磨きがかかることを期待したいですね。