永井裕子さんの『ねんごろ酒』以来、ほぼ1年ぶりとなる新曲『北の旅路』が9月25日に発売されました。
彼女のコメントによると、『海猫挽歌』『ねんごろ酒』に続く三部作とのことですが、共通した心情はあるものの、ストーリー的につながっている感じはあまりありません。
また、『ねんごろ酒』がロックのテイストもあるニューウェーブ演歌と言えるものでしたが、新曲はまた全然曲調が異なり、三連符を多用した歌謡曲テイストのスケール感のある曲になっています。
歌詞を見ると「生まれてこなけりゃ良かった」とか「生きてることをやめたい」といったすさまじい心情が歌われていますが、各コーラスの最後では「死んだりなんかしないから」と結ばれており、三部作のラストを強く生きていく心意気でしめくくっています。
今回も彼女の力強く説得力のある歌唱が、存分に発揮された曲になっています。
カラオケでは、なかなか手ごわい曲かもしれませんが、チャレンジのし甲斐がある曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PjJ5BM59ueI