♬ 歌・唄・詩の日々

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市川由紀乃 “懐かしいマッチの炎”

2020年01月08日 | 演歌・歌謡曲

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
本年も気に入った曲や注目の曲を取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、本年最初の曲は、市川由紀乃さんの新曲『懐かしいマッチの炎』で、昨年末の12月25日に発売されました。

この曲はNHKのラジオ番組『ラジオ深夜便』の12月・1月の「深夜便のうた」として放送されています。

昨年の『雪恋華』はドラマチックなニューウェーブ演歌で、平成から令和への橋渡しを飾るにふさわしい名曲でしたが、今回はぐっと趣きが異なり、郷愁感たっぷりの歌謡バラードになっています。

作詞は阿久悠氏で、未発表の遺作に幸耕平氏が作曲したものです。

歌詞の内容は、マッチの炎の灯りを通した男女の微妙な心の動きを表現しており、情景がありありと浮かぶ印象的なもので、阿久悠氏による独特の世界観を感じます。

コンロもストーブも自動点火になって、最近はマッチをほとんど見かけなくなり、我が家にもマッチは1本もありません。ですからマッチという題材自体が古い時代のイメージで、この曲もタイトル通り懐かしい気分に満ちています。

彼女の歌唱は、こういった歌謡曲ではいつもの演歌とはまた違う優しい親しみのあるもので、さすがと思わせます。

彼女のまた新しい一面を味わえる素晴らしい新曲で、今年はこの曲が大いに聴かれ、歌われることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=pPCbYgnRz9M


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