三山ひろしさんは、昨年の1年間を通して『望郷山河』で勝負しました。もちろん紅白もこの曲でしたが、まるでケン玉チャレンジの添え物みたいな扱いでした。もうケン玉はいいので、彼の歌声をじっくり聴かせるべきでしょう。
それはさておき、今年の彼の勝負曲『北のおんな町』が1月8日に発売されました。このところ男っぽい曲が続きましたが、今回は久しぶりの女唄で、舞台は北海道です。
作曲は今回も彼の師匠、中村典正氏で、惜しくも昨年亡くなられたので遺作になったわけですが、それだけに彼も思いをこめて歌っていると思います。
曲の内容は、主人公の女性が未練心を持ちながら北海道の各地を訪ね歩くというもので、ムード歌謡の香りがする旅情演歌です。
切ない心情でありながら、明るさのあるメロディーで、聴いても歌っても心地よく、爽やかさの感じられるいい曲だと思います。
カラオケでも大ヒットまちがいなしで、彼の新たな飛躍の1曲となりそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=ivySYTJfQ50