今回は昨年11月17日に発売された、三丘翔太さんの新曲『よこはま埠頭』です。
実は三丘翔太さんをこのブログで取り上げるのはデビュー6年にして初めてになります。
若手演歌歌手を精力的にプッシュしてきたこのブログですが、彼については見過ごしてしまった感じです。これを機に本格演歌の期待の若手としての彼に注目していきたいと思っています。
さて、この『よこはま埠頭』は、彼の師匠の水森英夫氏が歌手としての第2弾として出す予定ながら、歌手を断念したため幻のシングルとなっていたものが、46年の時を経て日の目を見たものです。
彼にとっては師匠の由緒ある曲で、しかも自身が育った横浜のご当地ソングでもあり、この曲にかける意気込みは大きいことでしょう。
曲の構成はなかなか個性的で、出だしからたたみかけるようにフレーズが続き、途中からは一転伸びやかな高音で盛り上がります。
内容は別れた女性の面影を追い求めて横浜をさまよっている情景で、「ピヨロピヨロ」「ホロホロ」といったオノマトペが印象的に使われています。
カラオケで歌うには結構ハードルが高い感もありますが、それだけにうまく歌えれば大変気持よい曲だと思います。
演歌ファンをはじめ、ムード歌謡が好きな方には特におすすめできる素敵な曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=sbjuFHMm1HM