四人続きの男性歌手というのはさすがになく、今回は女性歌手です。
2019年に『夕月波止場』でデビューした美里里美さんの3枚目シングル『女ひとりの日本海』で、8月17日に発売されています。
彼女は清水アキラ氏が全面的にプロデュースしており、この曲は清水氏が作曲しています。
曲の内容は女性主人公が未練心を引きずりながら旅をする定番パターンで、舞台は能登半島の旅情演歌、ご当地ソングになります。
2番の歌詞に七尾、和倉笠師保、能登鹿島と次々に地名が出てきて、のと鉄道七尾線に乗って旅をしているのがわかります。
彼女は幼い頃から民謡で鍛えていて、小学生時代に民謡の大会で優勝した実力があり、この曲の歌い出しを聴いただけで、そのコブシの回し方などさすがと思わせるものがあります。
彼女はいわゆる演歌第七世代の一人になるのでしょうが、「笑いの取れる演歌歌手」が売りということで、そのキャラと歌唱力を武器にして頑張ってもらいたいものです。