♬ 歌・唄・詩の日々

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服部浩子 “夜雨抄”

2022年11月02日 | 演歌・歌謡曲

  

今回はベテランの女性演歌歌手、服部浩子さんです。彼女のイメージはマイナー調の王道演歌といったところで、これまであまり関心を持っておらず、このブログでも彼女の曲を単独で取り上げてはいませんでした。

9月28日に発売された新曲『夜雨抄(よさめしょう)』も正直なところ、またいつもの感じかなと予想していたのですが、改めてじっくり聴いてみて、これは全然違うぞと驚きました。

作曲は歌謡曲づくりの名手の杉本眞人氏で、この『夜雨抄』は杉本色いっぱいの趣がある、フォークテイストの歌謡バラードなんですね。

また作詞は女性の微妙な感情表現に長けた朝比奈京仔氏で、このコンビによる曲が素晴らしいのも納得です。

とにかくメロディーがいい感じで、そこにうまく歌詞をのせて語りかけていく、一度聴いたら強く印象に残る曲です。

内容はちょっと複雑で、女性主人公が恋する相手は、妻か恋人を亡くしていて、そのことによる感情の揺れといった微妙な心情を描いています。

服部浩子さんにとっては初めてとなるタイプの曲とのことですが、実にうまくこの曲の感性を歌い上げています。

これまで彼女に関心のなかった方にも是非聴いてみてほしい、おすすめの曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=d0MV5JYm1yA

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