久しぶりの男性歌手は、この方もここでは初めてとなる木川尚紀さんで、今月17日に25歳になったばかりの若手歌手です。
2019年8月に『泥だらけの勲章』でデビューしており、セカンドシングルが9月21日に発売された『下手くそな生き方だけど』になります。
この曲は主人公が故郷をなつかしく思い出す内容の、フォーク調の歌謡バラードで、望郷歌謡と人生応援歌の要素を併せ持ったいい曲だと思います。
モチーフは有名なイソップ寓話の「うさぎとかめの話」で、祖母が読んでくれたこの話が好きで、うさぎよりかめのような生き方をしたいと思い、それが「下手くそな生き方」というわけです。
まあ、かめのような生き方は下手くそではなく、本当は上手な生き方だと思いますが、ここでは要領の悪い無器用な生き方を謙遜した表現のようです。
彼の澄みきった高音が聴いていて心地よく、爽やかな感覚に満ちています。
どなたにもおすすめできる曲だと思います。