今回は新年になってから発売された新曲を取り上げます。まずは1月10日に発売された五条哲也さんの『好きさ神戸』です。
五条哲也さんは京都市出身で、2007年にデビューし、個性的なハイトーンボイスを持ち味にした演歌・歌謡曲を歌い、私はけっこう好きな歌手のひとりで、カラオケでもこれまで彼の曲をよく歌ってきました。
特に今度の『好きさ神戸』は、私が現在居住している神戸のご当地ソングなので、よけいに注目しており、もちろん早くマスターしたいと思っています。
タイトルどおり神戸への愛に満ちた曲で、まず冒頭から「好きさ神戸 俺の神戸」と前サビで高らかに宣言するように始まり、この曲の情景に引き込まれます。
神戸は港町で異国情緒があるので、この曲もそういう雰囲気をかもし出して、歌詞を見ても「バーボンを飲むカモメ」「フランスのシネマから切り取ったひとコマ」といった面白い表現があって、すごく印象的だと思います。
神戸のご当地ソングは同じ関西でも大阪や京都に比べると格段に少なく、世間に広く知られている曲といえばクールファイブの『そして神戸』くらいではないでしょうか。そんな中でこういう明るくノリのいい、しゃれた感じの曲が出てきたのはうれしいです。
男性主人公が行きずりの恋の情景を歌う内容で、「カモメ」は相手の女性のことですね。
作詞は荒木とよひさ氏、作曲は浜圭介氏といずれも大ベテランの名手コンビで、さすがと思わせる素晴らしい曲に仕上がっています。
五条哲也さんのこれまでの曲と比べてもピカイチと言っても過言ではないので、是非多くの方に聴いて、また歌ってほしい曲です。