6時半起床。月曜日の朝独特の気だるさの影響で、いつもより10分遅い電車に乗ったら、車内が空いていた。そういえば、京都へ行くときに普段より20分早い電車に乗ったら、やけに混んでいたっけ。実家から通っていた頃は混雑を避けるために早めの電車に乗っていたが、こっちでは混雑を避けるにはむしろ時間を遅くしたほうがいいのかもしれない。
今日は、一日中オフィスで過ごした。来客があったり、水曜日のセミナーの準備をしたり、外部との各種の調整をしたりで、時間はあっという間に過ぎて行った。
帰りにスーパーに寄り、豚肉、ごぼう、里芋、油揚げを購入し、家にある人参、大根、しらたきと合わせて豚汁を作る。ネットで調べた作り方をそのまま真似したら、自分でも驚くぐらい美味しいものが出来た。諸々合わせて時間は1時間以上掛かったが、料理に集中するのは良い気分転換になるし、たまにはこういうのも悪くない。
1999年に山口県で起きた光市母子殺害事件の裁判が、遂に終わった。死刑という判決については賛否両論あるだろうが、死刑廃止論者である(ありたい)と自負している私にとっても、この事件の経過を見る限り、「これは死刑が当然だろう」と思わされる事件だった。刑罰は本来復讐ではなく更生のためのものだということは頭ではわかっているが、被害者や遺族のことを考えると、そして自分が同じ立場だったらと考えると、どうしても「死刑にして欲しい」と思う。下級審で無期懲役判決が出た際、「早く彼を出所させてくれ。私が殺す」と言った本村さんに心から共感したのもよく覚えている。とにかく、死刑制度や少年法、被害者の権利のあり方について深く考えさせられた事件だった。
今とにかく思うのは、これで遺族の本村さんの心の重荷が少しでも軽くなってくれれば、ということである。事件発生からこれまで13年間、決して逃げることなく闘い続けた彼の強さには、心から敬服する。報道によれば、今は新たな伴侶もいらっしゃるとのことなので、これからは少しでも心安らかな日々を送れるよう祈るばかりである。