社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月27日(月)

2013年05月29日 23時46分10秒 | 2013年

  7時起床。今日は直行なので、朝の時間に少し余裕があった。本郷台まで彼女と一緒に出て、私は湯河原へ。

  湯河原駅前は、思っていたより開けていた。温泉地が駅から離れた場所にあるため駅前は閑散としているのかと思いきや、人通りもそれなりに多いし、お土産屋さんの数も多い。


土肥寛平公とその夫人の像。何をやった人かは知らない。

  支援先に1時間ほど滞在し、行政への提出書類の整備をお手伝い。役員さんが総出でいらっしゃり、少し緊張した。しかし、口ベタではあるものの皆さん優しくて、業界に関する話も聞けて勉強になった。

  時間的には少し早かったが、せっかくなので湯河原駅前の食事処「一福庵」に入って昼食。湯河原名物が何なのかよくわからなかったので(湯河原タンタン麺なるものはあるが、あまり惹かれない)、鯵の干物定食を食べる。てっきり干物は1枚なのかと思いきや、みりん漬の干物も出てきて、どちらもとても美味しくて大満足だった。やはり、魚は干物にすると旨みが凝縮される。


湯河原駅を眺めながらの昼食。

  辻堂で一旦下車して湘南法務局へ寄ってから、今度は新子安にある支援先へ。駅から海側に向かって歩き、工業地帯に入る。大きな道をトラックがひっきりなしに走り、全体的に空気が埃っぽい。しかし、そういう雰囲気は嫌いではない。


昔は労働者で賑わったのだろうが、今は廃墟と化している。

  支援先での業務はすぐに終わったのだが、事務局長さんとおしゃべりをして、結局1時間半近く滞在した。昔話が大変面白く、小学校2年生の時にラジオの前で直立して玉音放送を聞いた時の話や、子どもの頃の遊びの話など、印象に残る話をたくさん聞かせて頂いた。是非また近いうちに、話の続きをお聞きしたい。

  オフィスに戻り、残りの時間は事務処理。今日は定時で帰る予定だったのだが、結局20時過ぎまで残っていた。

  21時過ぎに帰宅。夕食は、マクドナルドのダブルチーズバーガーセット(&ナゲット)。それじゃなくても総会シーズンで不摂生な生活が続いているのに、こんなものを食べている。でも、美味しい。

  村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読み終える。序盤から中盤にかけては面白くてどんどん読み進められたのだが、やはり最後がつまらない。それまでが面白いだけに余計にそう感じるのかもしれないが、完全に拍子抜けだった。ついでに言うと、性に関する描写がどうにも妄想チックで、童貞が書いているような印象を受ける(わざとそうしているのかもしれないが)。これが普通の作家ならもう二度とその人の著作には手を出さないところだが、何といっても彼は村上春樹だ。もう1冊、もう1冊だけ読んでみよう。