社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月15日(水)

2013年05月16日 00時42分28秒 | 2013年

  7時起床。家から本郷台駅までの道には花が咲いているところが結構あって、その中でもずっと気になっていた花がある。ピンクと紫の間ぐらいの華やかな色の花で、一斉に太陽の方向を向いている姿を見ると、なぜか「上を向いて歩こう」の曲が頭に浮かんでくる。これは、何という名前の花なんだろうか。

  上を向いて駅へ向かったはいいものの、有楽町駅での人身事故の影響で京浜東北線が運転を見合わせており、途中の洋光台駅で完全に足止めを食らう。結局、オフィスに着いたのは10時を過ぎていた。私は運良く座っていられたから良かったものの、ずっと立って待っていた人たちは本当に大変だっただろう。

  お昼前に出張へ出て、まずは「野毛おでん」で昼食。刺身定食を食べる。今日のお刺身は、カツオ、タコ、カンパチ。大好きなカンパチに釣られて注文したわけで、期待通り美味しかったのだが、それ以上にタコが美味しくて印象的だった。食感も良くて味も濃い。

  支援先へ向かう道にも、花が数多く咲いている。やっぱり、この季節は道が華やかになって良い。

  仕事関係の会合などで議論が行われる際、それが良いか悪いかはわからないが、私は自分の意見をひとまず置いておいて、全体のバランスを取ることを意識している。議論が足りないまま一方の結論に向かいそうになれば敢えて反対の意見を述べてブレーキを掛けたり、同じ結論に至るのでもその他の意見を一旦吸収させるために遠回りをさせてみたり、時には本題から横道に逸れていく議論を戻すために空気の読めないふりをして無理やり引き戻したりしている。そのため、自分の意見とは異なる発言をすることも多い。なんか、ディベートゲームみたいで楽しい。今日もそんな感じで意見を述べていたら、会合終了後に1人の参加者の方から「うまく方向付けをしてくれてありがとう」とお褒めの言葉を頂いた。なんてことはない言葉かもしれないが、何だかとても嬉しかった。

  出張先から直帰し、19時過ぎに帰宅。帰りに新杉田の本屋へ寄り、好き勝手に本を3冊買う。

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』文芸春秋(2013年)
西内啓『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社(2013年)
宋美玄『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』ブックマン社(2010年)

  個人的なニュースとしては、初めて村上春樹の本を買った。大学時代、彼の本を読んだことのない私はよく非国民ならぬ非早稲田民という扱いをされたが、むしろそれゆえに、これまでずっと読まずにきた。しかし、まあせっかくだから読んでみようと、なぜかこのタイミングで心変わりしたのである。また、写真でその隣にある『知識ゼロからの印象派絵画入門』は、買ったのではなく、支援先の事務局さんからお借りして読んでいるものである。印象派に関係の深い画家の人なりや作品についてわかりやすく説明がなされていて、読んでいてワクワクした。大橋巨泉さん個人の解釈なので共感できない部分も多々あるが、本書の中で彼も言っているように、そもそも絵画の解釈なんて人によって違うのだから、あまり気にする必要はないのだろう(むしろ、誤字脱字の多さが気になった)。

  『統計学…』はタイトルがイラッとくるから、『女医が教える…』はここ最近の実践不足を補うために、それぞれ買った。まあ、これら2冊は、勢いで買ってしまったわけである。そして、後者はすぐに読み終わった。実践不足が補えたかどうかは別として、所々になるほどと思わせられる箇所があって面白かった。ただ、この手の本を読むとアダルトビデオの虚構っぷりが際立って、夢が壊れちゃうんですよね。

  先月の携帯代の請求書を見て驚かされる。通話料が1万円を超えているのだ。ちなみに、普段は多くても3、4千円ぐらいである。特別長電話をした記憶もないのだが、なぜだろう。どうやら通常の請求書では詳しい内訳はわからないようなので、明日電話で確認してみようと思う。