社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

5月13日(月)

2013年05月14日 23時19分09秒 | 2013年

  7時起床。昨日の夜できなかった洗濯をしてから家を出る。

  午前中は事務処理。この時期で既に、オフィスの中が暑い。まだ空調が入っていないのだろう。だからこそ、クールビズの早期導入が必要だと思う。っていうか、そもそもネクタイって一体何のために付けているのだろう。まあ、それを言えばスーツもそうか。

  昼食は、おひつ中華。暑さでバテており、少し残してしまう。ごめんなさい。

  午後から上司と出張に出掛ける。かなりイレギュラーな用件だった。これは、気合いを入れて対応しなければ。

  その後、今度は1人で支援先の会合へ。いつの間にか、特に緊張することもなくペラペラと自分の意見を述べられるようになった。ただ、当然ながら肝心なのはその意見の質なんですよね。

  20時半過ぎに帰宅。夕食は、いつもより気合いを入れて、野菜、魚(真ダラ)、鶏肉のフルコース。但し、調理方法は全てルクエで蒸すという1パターン。野菜は塩と醤油、タラはオリーブオイル、鶏肉はポン酢で頂く。魚が水っぽくなってしまったが、調理が楽な割には結構美味しい。

  角田光代さんの『ツリーハウス』を読み終える。彼女の小説には家族を主題に据えたテーマが多い。少なくとも、彼女が家族というものについて強い関心を抱いていることは間違いないだろう。そして、その思考のひとつのゴールが、この作品なのではないかと思う。それほど、家族というものについて考えさせられる作品だった。

  一方で、満州開拓団から脱走した泰造に始まり、この家族は”逃げる”ことが多い。私も、時には強制的に記憶を抹消してまで逃げるタイプの人間なので、そういう意味でこの家族には非常に親近感を覚えた。逃げて、時には後悔し、時にはそれが正解だったと判断する。その様子に妙にリアリティを感じたのは、単に私が逃げ腰な生き方をしているからなのか、それとも…。

「そこにいるのがしんどいと思ったら逃げろ。逃げるのは悪いことじゃない。逃げたことを自分でわかっていれば、そう悪いことじゃない。闘うばっかりがえらいんじゃない」

母も自分も、もしかして父も、一生後悔していくのかもしれないと信之輔は思う。あのときこうしていれば。こうしていなければ。生きていくということは、人とかかわるということは、この苦い後悔を増やしていくことなのかもしれない、と。

 


5月12日(日)

2013年05月14日 21時27分35秒 | 2013年

  8時半起床。今日は久しぶりのデート。金曜日に職場から直接実家に帰ったため、スーツで行かなければならないのがネックだが、それでも今日の青空のように気分は明るい。

  飯田橋で待ち合わせ、「CANAL CAFE」へ。デッキサイドの日陰席に座り、ケーキとココナッツジュースを飲む。日陰でも暑くてあまり長居は出来なかったが、都会の真ん中にこんなに良いカフェがあるとは驚いた。ボートにも乗れるようなので、次回は是非チャレンジしてみたい。

  神楽坂を歩き、「スキッパ」で昼食。私はスキッパ定食を注文する。身体に優しそうな料理ばかりが並んでいる。セットのチャイも美味しかったし、デザートも、特にはちみつのアイスクリームがこれまでに食べたことのない味で印象的だった。なぜ私が現役の時にこのカフェがなかったのだろう。

  大手町へ出て、三菱一号館美術館へ。支援先の事務局さんからおすすめされていた「奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-」を見る。副題のとおり、ルノワールを中心に、ミレーやモネといった有名どころの作品が並んでいる。日曜日の夕方だというのにそれほど混雑しておらず、落ち着いた雰囲気の中で見て回ることが出来た。ルノワールの描く人物像の何とも言えない柔和な雰囲気も大好きだったし、個人的にはミレーの『羊飼いの少女、バルビゾン草原』が良かった。羊の放牧をしながら立ったままで編み物をする少女の絵で、全体的に暗い雰囲気の絵に見えるのだが、だからこそそこに希望があるような気がした。なんちゃって。

  関内へ移動し、「ダルジェントクローチェ(d’argento croce)」へ。ただし、金曜日の反省を踏まえ、私は完全ノンアルコール。日曜日ということで店内が空いていて、オーナーのAさんと色々な話が出来たし、彼女もお酒の美味しさに感動していたようなので良かった。

  大さん橋へ夜景を見に行く。我ながらちょっとくさいデートコースだと思うし、キャラクター的にも合わないのだが、たまにはベタなデートコースに行くのも悪くない。実際、ここの夜景は本当に綺麗だ。

  帰宅は0時前。気温の高い中をスーツで一日中動き回ったので、さすがに体力的にきつかった。そして、週明けからは私たちの組織の本格的な繁忙期が始まる。先ほど確認したら、今月の休みはもう1日しかない。ただ、繁忙期とはいっても実務的な業務が増えるわけではなく、支援先の総会に行くことが増えるという意味なので、頭ではなくただただ体力勝負の世界である。体調に気を付けると同時に、パーティー料理で太らないように注意しなければ。