7時起床。朝食は抜き。
娘の朝食を終えてから再度妻が眠り、娘と遊んでいたのだが、娘も眠ってしまったので、ウォーキングに出掛ける。今日は、岸根公園を1周してから東神奈川駅まで出て、折り返して帰ってきた。1時間50分で8.5キロを歩いたことになる。これまでなら東神奈川まで行ったら帰りは電車かバスに乗るところだが、聴いていたラジオが面白かったおかげか、それほど疲れを感じることもなく往復歩くことが出来た。
13時前に帰宅して、昼食。妻が焼きそばを作ってくれる。
午後、娘がお昼寝に入ったタイミングで今度は妻がランニングに出掛けたのだが、ほどなくして起きてきて娘がやけに甘えモードで、ずっと抱っこをしていた。こんなことは珍しい。おそらく、まだ眠たかったのだろう。ミルクを作って飲ませたら再びうとうとし始めたのだが、そのタイミングで妻が帰ってきたので、一転元気いっぱいになった。母が帰ってきた喜びは眠気にも勝るらしい。
夕食は、昨日の豚の角煮と煮物。大根に味がしみて美味しい。あと、がんもどきも。
夜、娘を寝付かせてから、ウォーキングに出掛ける。途中で小雨がぱらつき始めたので早めに切り上げ、45分で4キロを歩いた。
唐突な話だが、諸々の手続きが全て終わり、この度、馬主になった。というとすごいことのように思えるが、馬主といっても1口馬主である。1口馬主というのは、クラブ法人を通して1頭の馬に複数の人(大体40人から2000人位)が出資して共同馬主となり、出資口数に応じて経費を払い、レースの賞金を分配するという仕組みである。現在日本には20社以上の1口クラブが存在していて、多くの競馬ファンが1口馬主ライフを楽しんでいる。
今回私は、「広尾サラブレッド倶楽部」というクラブに所属する馬を買った。理由は単純で、私が大好きだった馬、ウインバリアシオンの産駒が募集されていたからである。私がいかに彼を好きだったかについては以前の日記に譲るが、彼の初年度産駒の中で唯一のクラブ馬として募集されている「サクラバーベナの2017」(1歳の牝馬、父・ウインバリアシオン、母・サクラバーベナ、母父・サクラバクシンオー)に出資することにした。ちなみに、馬の名前はまだ決まっていないので、母の名前と生年をつけて呼んでいる。それが競馬界の慣例である。例えば、あのディープインパクトも、その名前がつく前は「ウインドインハーヘアの2002」と呼ばれていたのだ。
送られてきたカタログ。
サクラバーベナの2017のページ。
めちゃくちゃ賢そうな馬だと思うのだが、贔屓目だろうか。
父・ウインバリアシオン。この血統表を見ただけで、ちょっと泣きそうになる。
1口馬主には前々から興味があったし、実際にここ数年は毎年どこかのクラブから資料を取り寄せたりもしていた。しかし、最近は子どもが産まれたこともあって、「さすがにこのタイミングで馬にお金を掛けるというのは…」と尻込みしていた。だから当初はウインバリアシオン産駒が募集していると知っても、すぐに「じゃあ出資しよう!」とはならなかった。ではなぜ最終的に彼女(サクラバーベナの2017)に出資することにしたのかというと、金額がお手頃だった(1口10,000円弱で、月々の経費も1500円程度)ということに加えて、彼女の預託先が根本康広厩舎だったからである。個人的に根本先生(調教師)が好きだということに加えて、彼のところに預けるということは彼の弟子である3人の騎手(丸山元気、野中悠太郎、藤田菜七子)が乗ることになるだろう、というのが決め手になった。大好きな馬の子どもが、信頼できる先生に預かってもらえて、応援している騎手たちに乗ってもらえる。それなら思い切って出資してみようと思ったのである。
ちなみに、そうした情報を知ったのは、とある競馬関係者の方のツイッターでのつぶやきだった。この馬を視察するために、根本先生と藤田騎手が育成牧場(エクワインレーシングさん)を訪問したという情報を発信してくださっていたのを、たまたま目にしたのだ。彼の情報発信がなかったら、この出会いはなかった。本当に、ありがとうございます。
※下の写真は、その関係者の方から快く提供して頂いた写真である。この写真を見たら、出資したくなるでしょ。
根本康広調教師(右)と藤田菜七子騎手(左)
出資金はともかくとして、月々の経費として支払わなければならない1500円弱のお金については、もちろん普通にも払えるのだが、だからといってただ定期支出を増やしたままにしておくのは良くないので、代わりにとある支出を削減することにした。それは、あまりここでは言いたくないのだが、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への毎月の寄付だ。難民支援という活動に賛同して、かれこれ4年以上、毎月1000円を寄付してきたのを、やめた。難民支援をやめて馬を買うなんて、と思うだろう。自分でもそう思う。実際、罪悪感はある。それも、ハンパなく。そんな話を妻にしたら、「じゃあこの馬の賞金が入ったら、その中からいくらかをその都度寄付したらいいんじゃない?」とアドバイスしてくれた。確かにそうだ。そういうことで、何とか許してもらおう。