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12月23日(日) 挑戦に敬意を。

2018年12月24日 09時51分25秒 | 2018年

 6時半起床。昨晩私は起きなかったが、娘は2時前に一度起きたそうだ。妻が抱っこをしたら、30分ほどで眠ってくれたらしい。

 娘の朝食と洗濯を終えてから、朝食にトーストとウインナーを食べる。

 娘のお腹の調子はかなり回復してきており、それに伴っておむつかぶれもだいぶ良くなってきた。まだ赤いところはあるが、娘が痛がる様子は見られなくなってきた。ただ、ここで油断してはいけない。完治するまでは、頻繁なおむつ交換とその際のシャワーは不可欠だろう。

 妻が大掃除をお手伝いするために川越の実家へ出掛けていったので、娘と2人で過ごす。いきなり下痢の排便があってシャワーコースという幸先の良いスタート切った後はこれといったトラブルもなく、娘もご機嫌で遊んでくれた。そして、11時前からスムーズにお昼寝に入った。午前中は理想的な過ごし方である。これで午後からお散歩にでも行ければ完璧なのだが、あいにく外は雨が降っている。

 娘が眠っている間に、おやつ感覚でシュトーレンを食べる。クリスマス気分が出る。

 昼食は、出前で届けてもらったビーフシチューパン、サラダ、チキン、ポテト。娘の相手をしながらなので、何だかんだで食べるのに2時間くらい掛かる。冷えたポテトを食べるのは苦行でしかないが、捨ててしまうのはジャガイモさんに申し訳ない気がする。ビーフシチューパンも、いつの間にかシチューがパンに染み込みすぎていた。

 今日は競馬ファンにとって年末の風物詩、有馬記念である。今年もグランプリに相応しいメンバーが集まった。その中でも注目は、やはり障害の絶対王者、オジュウチョウサンである。普通に考えればさすがにこの馬が馬券に絡むことは考えにくいのだが、先日の公開枠順抽選で武豊騎手が1枠1番という最高の枠を引いたこともあって、もしかしたらという雰囲気が増している。競馬には何があるかわからないということは、それなりに競馬歴がある人ならば誰でもわかっていることだ。

 オジュウチョウサンへの注目は別として、私にとって今回の有馬記念にはこれといって思い入れのある馬が出ていないので、馬券は妻の誕生日(7月3日)と娘の誕生日(2月15日)にちなんで、馬単とワイドを末広がりの800円ずつ購入した。あとは、新聞を読んでいる時に隣から娘が割り込んできて指を指していたミッキースワローの応援馬券と、障害王者の挑戦への敬意を表してオジュウチョウサンの応援馬券を少し買った。どれも当たるとは思っていないが、そもそも有馬記念は当てにいくレースではない(という言い訳をしておく)。

 発走は15時25分。テレビからでも現地の熱気がひしひしと伝わってくる。スターターが台に上る前から大きな拍手が起き、ファンファーレが鳴る。驚いたことに、隣で見ていた娘もファンファーレに合わせて最近覚えたての拍手をしている。まさか、有馬記念を娘と一緒に楽しめるとは。父として感無量である。

 レースの結果は、3歳馬のブラストワンピースが優勝。私の馬券は、悪い意味で予想通りだが、全然当たらなかった。ただ、あれだけのメンバーの中でオジュウチョウサンが9着に入ったことには感動したし、最後の直線に入った時は一瞬「これはもしや」とワクワクさせてもらった。走破タイムも2分33秒0と、昨年のキタサンブラックの走破タイムよりも0.6秒早い。馬場状態やレース展開によってタイムは大きく変わるからそれだけで良し悪しは言えないということはわかっているが、それでもこの時計で走れたのはすごいことだ。オジュウチョウサンの素晴らしい勝負根性と、武豊騎手の緻密な計算に基づいた好騎乗にあっぱれ。

 一方で、レース後の長山オーナー(オジュウチョウサンの馬主)の談話で、「武騎手にはもっと思い切って乗って欲しかった」とコメントしたというニュースにはがっかりさせられた。望みが薄いにも関わらず競馬ファンの期待に応えて騎乗してくれた武さんに対して、その言い草はないだろう。オーナーは大逃げか、向こう正面からのスパートを期待していたのだろうか。確かにスタートは良かったが、外から強引にハナを奪おうとしたキセキともしあそこでやりあっていたら、もしくはあのタイトな流れの中であれ以上に早くスパートしていたら、きっと最後の直線を迎える前に力尽きていたと思うが。ペースも早くなっていたし、キセキを先に行かせて2番手から3番手を確保したのも、スパートのタイミングも、どう考えても馬の力を最大限に活かした乗り方だったと思う。勝負師らしく、力が足りない中でも勝てる可能性を追求したレースをしたのだ。もし惨敗してもいいからとにかく目立ちたかったというのなら、何のために武さんに乗ってもらったのかわからない。オジュウチョウサンの走りに感動しただけに、そのオーナーに水を差されたのは残念でならない。馬に罪はないのでこれからも応援するが、こういう精神性の人間は嫌いだ。

 18時半過ぎに妻が実家から帰ってきた。今日のワンオペ育児は、とにかくおむつ交換に明け暮れたものだった。記録を見たら、日中だけで6回もおむつを交換している。つまり、それだけ排便があったということだ。下痢ではなく柔らかめの普通のうんちになっているのだが、やはり高い頻度で少しずつ出ているから、まだ本調子にはほど遠いのだろう。おむつ交換のたびにお尻をシャワーで流し、うちわとドライヤーで乾燥させて薬を塗るというのを繰り返す内に、随分と私の作業スキルは向上した。ちなみに、おむつかぶれはかなりマシになってきたし、本人はすこぶる元気で食欲も有り余るくらいあるから、それほど心配はしなくてよくなったかなというところである。

 娘の入浴を終え、20時過ぎからウォーキングに出掛ける。まずは、菊名駅へ向かって歩く。真っ暗な住宅街を歩くのも新鮮で良いものだ。

 菊名駅前の喫茶店「コロラド」で一服。ロイヤルミルクティーとコーヒーゼリーを頂く。こんな時間なのでさすがに店内は空いている。

 菊名駅を回って、再び歩き出す。ラジオで、先日放送されたTBSラジオ「山里亮太の不毛な議論」ならぬ「山崎静代の不毛な議論」を聴く。山ちゃんが虫垂炎でお休みになってしまい、代役でしずちゃんが登場したのだ。冒頭から独特のトーンと世界観で笑わせてもらい、途中からはサポート役にGAGの宮戸さんも入って見事にしずちゃんの魅力を引き出していた。山ちゃんのラジオも大好きだが、しずちゃんのトークも聴き心地がとても良く、歩いているのも忘れるくらい聴き入っていた。

 ラジオに集中するあまり知らない道を好き勝手に歩いてきたら、見覚えのあるバス停を見つける。先日道に迷った際にたまたま見つけた新横浜駅方面へのバス停だ。今日は、先日とは反対側から歩いてきたようである。ちょうどバスが来たので、新横浜駅までワープする。

 新横浜駅を歩いていると、後ろからとてつもなく大きな奇声が聞こえてくる。イヤホン越しでこれだけ聞こえるのだから、よっぽど大きな声だったのだろう。振り返ってみると、サンタのコスプレをした若い女性の集団がハイテンションに何かを叫びながら闊歩していた。すごいエネルギーだ。(嫌味ではなく)人生楽しそうでいいなあと思いながら、一方で将来自分の娘がこんなことをしていたらつらいなあなどと思いながら帰途につく。

 ラジオを聴き終えるまで、自宅周辺で少し遠回り。最終的な歩行距離は5キロを超えた。

 22時過ぎに帰宅。夕食は、妻が実家から頂いてきたお義母さんの手作りカレー。スパイスの調合から自分でやっているらしい。優しい辛さの中にしっかりとした刺激があって、美味しい。

 デザートに、これまた妻が実家から頂いてきた苺大福とみかん、ヨーグルト(これは生協で買ったもの)を食べる。今日は全体的にちょっとカロリーオーバーな気がする。

 日付が変わる頃に就寝。ウォーキング後はちょっと身体がだるかったのだが、食前に葛根湯を飲んだおかげだろうか、この頃にはもう元気になっていた。