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4月8日(水) 開催継続。

2020年04月10日 22時55分16秒 | 2020年

 4時45分起床。昨日早く寝すぎたので、こんな時間に起きてしまった。もう一度寝れば良かったのだが、何となくスマホを開いてとあるニュースを目にしてしまったことから眠れなくなってしまった。

 JRA(日本中央競馬会)が、政府の緊急事態宣言への対応を検討しており、今後の開催について「何らかの発表」を今日行う、とのこと。結果的には、人馬の移動を最小限に抑えるという対策を取ることで開催中止という最悪の事態は避けられたが、本当にヒヤヒヤした。開催が中止されると関係者の仕事がなくなるというのはもちろんだが、何より馬たちの行き場がなくなる。維持費だけが掛かってレースに出られない(賞金を稼げない)となれば、馬主の中には馬を手放す人が出てくる。それでなくても、本業の業績悪化によって馬を持ち続けることが難しくなってきている馬主もいると聞く。それがわずかならばまだ受入先も探せるが、ある程度まとまった数が出てきてしまうと本当に行き場がなくなり、最終的にはされる馬が大量に出てくるだろう。だから、競馬の開催が続くかどうかは本当に重要な問題なのだ。

 競馬と縁のない人たちからすると(もしかしたら縁のある人たちの一部も)、こんなご時世に競馬を続けるなんてけしからん、と思うかもしれない。しかし、パチンコとは違って、競馬をはじめとする公営ギャンブルの売上の一部は社会に還元されている。例えば、中央競馬の馬券売上の10%は国庫に納付される。これを第1国庫納付金と呼ぶ。また、JRAの年間利益の2分の1もまた国庫に納付される。これを第2国庫納付金と呼ぶ。これらの国庫納付金を合計すると、年間約3,000億円(平成30年度)が国に納められている。今話題になっている「全世帯へ布マスク2枚配布」で換算すれば、年間に15回も実施できる規模である。ちなみに実際のところは、これらのお金は4分の3が(軽種馬生産以外も含む)畜産振興に、4分の1が社会福祉に活用される。競馬(公営ギャンブル)の社会への貢献度は非常に高いのである。だから見逃してください、というわけではないが、安全面への最大の配慮、感染拡大防止策の徹底をした上で開催自体は継続するというのが最適解だと私は思う。(※内容の詳細はJRAのHPを参照)

 

 6時半過ぎから身支度を始める。

 朝食は肉野菜そぼろをご飯にかけて、卵を落としたそぼろ丼。お肉の旨みと卵のとろみが相まって美味しい。

 ついでにトーストも焼く。義母手作りのマーマレードで食べる。美味しい。

 新幹線は相変わらずガラガラだった。これなら3密とは程遠い。恵まれた通勤環境である。

 出勤後しばらくして中央競馬開催継続の情報が入り、安堵する。地方競馬も同様に開催を継続するとのことで、本当に良かった。この際このまま無観客開催が長引いてもいいから、とにかく無事に開催を続けて欲しい。

 一方で、上の方々は昨日の緊急事態宣言に伴う安倍総理の会見で発せられた「出勤者数を最低7割(出来れば8割)減らす」という言葉にどう対応するか頭を悩ませているようである。確かに、今の「週3日出勤、2日在宅勤務」では出勤減少率は4割に留まってしまう。7割って、めちゃくちゃ難しいのではないだろうか。

 昼食は昨日に引き続き「玉子屋」のお弁当。

 オフィスでは、周囲の皆さんがかなり気遣って私にも出来る仕事を用意してくださり、おかげで実務を通して業務内容の理解を進めることができている。仕事内容も興味深いものばかりなので、時間が過ぎるのもとても早く感じる。先輩方も出勤日数が減って大変な中、ここまで配慮して頂けることに感謝の気持ちでいっぱいである。

 今日も新幹線に乗って帰る。やはりガラガラである。

 18時過ぎに帰宅。ちょうどお風呂の準備ができたところだったので、すぐに娘と一緒に入る。

 夕食は中華丼。娘がすごい勢いで食べている。胃はどうなっているのだろうか。

 洗濯を終え、娘を寝かしつけるタイミングで、昨日に引き続きそのまま眠ってしまう。今日は本当にもう一度起きるつもりでいたので、歯も磨いていなかった。早寝早起きなのはいいが、歯は磨かないと。