社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月11日(土) 自宅待機をどう楽しむか。

2020年04月12日 22時17分49秒 | 2020年

 7時起床。妻が叩き起こされたのに続いて、「おとうさんもおきてよー!」と私のフリースを持って布団を覗きこんできた娘に負けて居間へ出る。

 朝食はキムチ入り卵かけご飯とお味噌汁。妻と娘は中華丼とポテトサラダ。娘が私の分のポテトサラダまで平らげたそうで、私だけ別のご飯になった。

 妻は娘の遊びも兼ねて庭の掃除、私は部屋の掃除と洗濯機の洗浄。ちょこちょこ外から娘に呼ばれ、家の門を開け閉めしたり、土の中のダンゴムシを観察したりして遊ぶ。

 どちらも昼前に終わって昼食にしようと思ったら、娘がそのまま遊びに出掛けたいと主張し始めて苦労する。バナナゼリーを食べようとなだめすかして家に入れたが、このバナナゼリーも段々と引きが弱くなってきた。

 昼食はカレー。お肉や野菜などの具がほろほろに柔らかくなっている。

 午後、娘のお昼寝中(妻も一緒に眠っている)に来週からの在宅勤務に向けた環境の整備をする。オフィスのデータにアクセスできるような設定を確認し、テストとして新規データの作成と既存データの更新をやってみた。月曜日の出勤時にこれらのデータが反映されているかどうかを確認できれば、準備完了である。あとは、職場にある大量の参照書類を持って帰ってくればいい。それが結構大変そうだが。

 妻と娘が眠っている間に、妻が作っていた牛乳みかん寒天を食べる。わかっていたことではあるが、勝手に先に食べたことで後から叱られた。

 最近娘はボールを使った遊びにはまっているようで、サッカーのような足を使ったパス交換をしたり、手で投げたりしているのだが、その際の掛け声が可愛い。文字にすると「それっ!」なのだが、イントネーションが卓球の張本智和選手の「チョレイ!」と同じなのだ。おそらく保育園で覚えてきたのだろう。ありがたいことにボール遊び(娘曰く「ぼーるぽん」)の時には妻よりも私を誘ってくれるので、毎回一緒に「それっ!」と声を出しながら遊んでいる。

 夕食は鶏肉のカシューナッツ炒めときんぴら、豚汁。生協の料理キットで作ったという鶏肉のカシューナッツ炒めが美味しい。生協がすごいのか、妻がすごいのかはわからない。一方で、きんぴらと豚汁が美味しいのは妻がすごいからである。娘も私よりハイペースで食べていたし、繰り返しおかわりをしていた。

 職場で先輩からプレゼントして頂いたアンクルモー(Uncle Mo)というアメリカの種牡馬の帽子(主にその馬を種付けした生産者に記念品として配られるもの)を娘が気に入っている。私がかぶっていたのが気になるようだったので試しにかぶせてみたら、まんざらでもないようだ。かぶっている姿も可愛い。かなり大きいが、私より似合っている。

 入浴と洗濯を終え、娘を寝かしつけてから、妻とゆっくりお喋りをする。久しぶりに1時過ぎまで2人で起きていた。


4月10日(金) 緊急事態宣言への対応。

2020年04月12日 01時05分00秒 | 2020年

 5時起床。早く寝た分だけ早く起きてしまう。悪いことではないが、何となく損した気分になる。

 6時45分、目覚ましの音を合図に居間へ出る。

 朝食は卵焼き。

 妻と娘が家を出るのを見送ってから身支度を整え、出勤する。

 朝一番で管理職の皆さんの会議があり、来週から5月6日までの原則在宅勤務が決定した。しかし、本当にこの間全く出勤しなくていいのかという点については業務の状況等を整理した上で検討する必要があるため、私の所属する部署では来週月曜日に全員で一度集まることになった(今日は在宅勤務で出社していない方がいる)。妻の会社でも、来週から2週間の在宅勤務が決まったそうだ。これは本当に大変なことになってきた。

 昼食は「玉子屋」のお弁当。もう既にちょっと飽きてきた。

 夕方、抱えている仕事もひと段落し、在宅勤務に向けて持ち帰るものや外部からサーバーデータへのアクセス方法などについて確認をしている時に、常勤の役員さんと隣の部署の大先輩からとても勉強になるお話を聞かせて頂く。競馬に関するかなり奥深い話である。「やっぱりこの仕事に就いて正解だった」と確信できるような幸せな時間だった。ありがとうございました。

 17時半過ぎに退社。品川駅で妻と合流し、一緒に新幹線に乗って新横浜へ帰りながら、来週からの娘の保育園への登園について話し合う。私としては、来週月曜日の打ち合わせの行方次第ではあるものの、もし私が完全在宅勤務になるなら娘は保育園を完全にお休みさせようと考えていた。一方で、妻はもう少し現実的だった。医療系の仕事をしている彼女はこの在宅勤務期間中にもかなり多くの業務を任されることが決まり、在宅とはいえ娘の面倒を見ながら仕事をこなすことは難しい状況になった。私が面倒を見ればいいのだが、娘はどうしても妻のほうが好きなので、同じ家にいながら妻から隔離されることを受け入れられないだろう。そうかといって、このご時勢では長時間外へ連れ出すことも憚られる。一方で、この状況でこれまで通り保育園に丸々預けるのは先生方に与える負担が大きい。感染予防の観点から不安もある。さて、どうしたものか。

 結論としては、週3日間、8時から17時の間で保育園に預かってもらうことにした。3日間は仕事に集中できる環境を確保する。私がやりたい作業は週に3日あれば片付けられると思うし、残りの2日は何とか娘をなだめすかして出来るだけ妻の仕事に支障が出ないように努める。まずはこの形でいってみよう。

 妻が娘をお迎えに行った際にこちらの希望を伝え、了承して頂く。先方としては18時半以降の延長保育の時間を短縮したい意向があったそうで、その点は問題なく対応できそうなので良かった。この大変な時期に預かって頂けるだけでも本当にありがたいことなので、出来るだけ先生方に負担を掛けないようにしたい。どうぞよろしくお願いいたします。

 保育園から帰ってきた娘をそのままお風呂に連行して、一緒に入る。「おかーさんとはいるー!」と嫌がる娘に「じゃあお風呂を出たらバナナゼリーを食べようか」とご機嫌を取ってなだめる。そして実際、お風呂から上がった後にはバナナゼリーを出す。娘がすっかり忘れていても、「お風呂入る時に約束したの覚えてる?おとうさん、バナナゼリー食べようって言ったの」と思い出させる。どんなご機嫌取りの発言であっても、本人が覚えていなくても、約束は約束なので守りたい。

 娘を寝かしつけてから夫婦で夕食。今日は帰りに新横浜駅で「東海道新幹線弁当」を買ってきた。どかんと派手なものが入っているわけではないのだが、一品一品がとても良いところを突いていて、どれも美味しい。これは良いお弁当だと思う。

 少し夜更かしをして、1時前に就寝。妻より遅く寝たのは久しぶりのような気がする。