6時半起床。
朝食はデーリィ牛乳とヨーグルッペ(苺味)。牛乳はまあ普通の牛乳だが、やはりヨーグルッペは美味しい。
シャワーを浴びてから身支度を整え、7時半前にホテルをチェックアウトする。
1件目の訪問先へ伺う。住所が区画変更前の古いものだったことに気づかず、場所を見つけるのに少し苦労した。しかし、こちらでもまた魅力的なお話をたくさん伺うことが出来た。
幻の宮崎(高岡)名物と言われる長饅頭を買いに行く。商品名もお店の名前も「長饅頭」(会社名は有限会社福岡食品)。7時半の開店から人が絶えず訪れ、お昼には完売してしまうらしい。
道中で食べる用と、家族へのお土産用に、5個入りを2箱購入。買えて良かった。評判通り、私が滞在した5分弱の間にも、続々とお客さんが入店していった。
小林市まで車を走らせ、コインランドリーに昨日までの衣類をお願いしてから、小林観光を始める。小林市出身の蛙亭イワクラさんが「宮崎よかとこチャンネル」で配信されていた観光動画を見てから、一度来てみたいと思っていた。
まずは、陰陽石を観に行く。渓谷沿いにあって、空気がとても気持ちいい。
それぞれの性器に見える男岩と女岩がある。男岩では、国内種牡馬の更なる発展、女岩では繁殖牝馬の受胎率向上と健康、安全な出産などを祈願する。
1箇所に両方揃っているのは珍しいそうだ。しかも、かなり立派である。
陰陽石神社にお参りし、家族の健康と幸せをお願いする。
とても気持ちのいい場所なので、ここで先ほど買った長饅頭を食べることにする。
柔らかいお餅でこし餡を包んだ、シンプルだけれど味わい深い饅頭である。
コインランドリーで衣類を回収してから、JAこばやしの農産物直売所「百笑村」へ寄る。
マンゴーの値段がとても安い。昨日の宮崎駅前のスーパーで売っていた2Lサイズと同じ値段で、4Lサイズが買える。せっかくなので奮発し、自宅用にマンゴーを、母の日のプレゼントとして実家の母にメロンとマンゴーのセットを購入し、宅急便で送って頂く。
昼食は、焼肉屋「やません」へ。
ここはとろサーモン久保田さんのYouTubeチャンネル「もう久保田が言うてるから仕方ないやん〆」で登場したお店で、蛙亭のイワクラさんは子どもの頃からここのチキン南蛮が大好きだそうだ。
宮崎牛まぶし定食と、単品でチキン南蛮を注文。両方食べたいが量的に完食するのは難しそうなのでお店の方に相談したところ、チキン南蛮は通常5個入りのところを2個入りにしてくださった。こんなワガママにも柔軟なご対応を頂き、ありがとうございます。
そのチキン南蛮が圧巻の美味しさだった。昨日食べたものも美味しかったが、ここのものはまた一段と味が複雑で深みがある。間違いなく、これまで食べた鶏肉料理の中で一番だ。
宮崎牛まぶしも想像を大きく超える美味しさだった。牛丼の最上級といった感じである。ちなみに、宮崎牛を最も多く生産しているのは小林市だそうだ。
ひつまぶしのように、出汁をかけて食べる。出汁に溶けだす脂と薬味のさわやかさが相まって、ご飯が進むこと進むこと。
どちらも本当に美味しかった。両方注文して良かった。
再び車を走らせ、都城方面へ。2件目の訪問先へ伺う。
その後、車内で少し休憩。2度目の長饅頭タイムを満喫する。
帰りの飛行機まで時間があるので、曽於市に寄り道。自然豊かな農村である。
「山中貞則顕彰館」へ伺う。政治家・山中貞則の経歴・実績と共に、高潔さと豪快さ溢れるエピソードに触れることの出来る施設で、実際にご本人が暮らしていた家を改築して作られているそうだ。
魂の公約『私はいかなる金力・権力・暴力にも屈せず 大衆の興論の支持するところに従い 大衆の幸福の為に積極かつ良心的に行動します』に基づき、沖縄返還や消費税創設などの税制改革、畜産振興などに尽力し、田中角栄をして「政界に一人だけ、一対一で勝負したくない奴がいる。それは山中貞則だ。」と言わしめた人物だったそうだ。今回訪問したのは、彼が私たちの組織の前の会長で、「どんな方だったんだろう」という興味があったからである。当時を知っている方々が口を揃えて「すごい人だった」と仰るのでそうなのだろうとは思っていたが、ここへ来たことでその「すごさ」を現実的なものとして捉えることが出来た。とても有意義な寄り道だった。
鹿児島空港へ戻ってレンタカーを返却し、16:20発のJAL650便で羽田へ戻る。
19時前に帰宅。娘は遅めのお昼寝(夕寝)の真っ最中で、ほどなくして起きてきたがご機嫌はあまり良くない。
荷解きと入浴を済ませてから夕食。そぼろ丼と鶏手羽を食べる。
洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。
危うくそのまま寝落ちしそうになりながら何とか持ちこたえ、歯磨きをしてから再び布団に入る。
23時前に就寝。