社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

11月12日(火) 日本を代表する百貨店としての矜持。

2019年11月13日 23時43分52秒 | 2019年

 6時半起床。

 娘を保育園へ送ってから朝食。今日は健康味噌汁だけ。

 午前中は内部研修に関する打ち合わせ。今年、私が提案して若手・中堅職員向けの研修会を実施することになり、その第1回の内容に関することで総務の上司や先輩から色々と教えて頂く。私たちの組織の財務状況や会計の流れ、毎年の事業の計画数値や実績報告の内容などを詳しく伺い、とても勉強になった。ただ、これだけの内容を今度は私が講師になって皆さんに伝えないといけないので、更なる理解を深めていく必要がありそうだ。

 昨日の日記の最後に書いた、今日の早朝に送ったクレームメールの件で伊勢丹から携帯に着信・留守電が入っていた。とりあえず夕方に折り返すことにしたが、素早い対応である。というか、返事が来てしまったことに少し焦っている。

 昼食は蓮根の肉はさみ揚げ弁当。このはさみ揚げは本当に美味しい。

 午後も打ち合わせが1件。非常に悩ましい問題が出てきて、ああでもないこうでもないと考える。これだという結論は出なかったので若干の消化不良感はあるが、この悩み自体が前向きなものなので精神的な疲弊はない。

 午後にも一度伊勢丹のオーダーシャツ担当の方から着信が入っていたので、すぐに折り返す。昨日の日記で「人生初めてのクレームメールを出した」と書いた件である。せっかくなので、詳細を書いておこう。下記の内容は、私が実際に送ったメールの内容とほとんど同一のものである(詳細情報を伏せたり、語尾をこのブログ用の「だ・である調」に変えたくらいだ)。

 10月の頭に伊勢丹のとある店舗でオーダーYシャツを2枚注文した。それは毎年の誕生日(9月20日)に母が送ってくれる仕立て券を使って作っているもので、今年はいつもと違う店舗へ伺った。その店舗にはこれまで私が選んでいた形状記憶タイプの生地が置いておらず、別の店舗に行こうと思ったのだが、店員さんから某ブランドのトラベラー仕様の生地であれば高級版の形状記憶のようなものだと提案され、その生地で作ることにした。恥ずかしい話だが、私は普段Yシャツにアイロンをかけるような人間ではないので、形状記憶の機能は必要不可欠であり、店員さんにもそれを伝えていた。

 先日、仕上がったYシャツが手元に届いた。さっそく着用し、洗濯したところ、見事にシワだらけになった。とても形状記憶とはいえないものだ。これまで作ってきたYシャツとは全く違う。デザイン的には気に入っているが、形状記憶の機能がないYシャツは私にとっては価値がない。これが自分で買ったものであれば「まあしょうがないか」で済ませるところだが、これは母からプレゼントでもらった仕立て券で作ったものだ。別に「交換してほしい」とか「返金してほしい」というわけではない。しかし、せめて文句のひとつでも言ってやらないと、この釈然としない気持ちに整理がつかない。別に謝ってくれなくていい。今後こういう売り方は考え直してほしい。

 電話をくださった伊勢丹のオーダーシャツ担当の方の対応は、想像をはるかに超えて素晴らしいものだった。私の送ったメールを読んですぐに過去の私の注文履歴を全てチェックし、確かに今年以外は全て形状記憶タイプの生地で注文をしていたこと、今年私が注文した生地は確かに比較的シワになりにくいものだが形状記憶といえるようなものではないことを丁寧に説明し、謝罪してくださった。そもそも返事が来ること自体期待していなかったので、この対応には驚かされた。更に、今回私が注文したデザインと同一もしくはそれに近いものを形状記憶タイプの生地から探し、再度作り直して送ってくれるという。正直なところそこまでされると逆に申し訳ないので何度も断ったのだが、「もう一度チャンスをください」「既に生地の選定にも入っています」という言葉に強い意志を感じ、お願いすることにした。

 どちらかというと自分の気持ちを整理するために送ったクレームメールだったが、結果的には圧巻の対応に感嘆させられることになった。クレーム対応には王道があって、確かに今回の対応はその王道に沿った形のものではあるのだが、そこに何かしらのプラスアルファ、いうなれば伊勢丹の日本を代表する百貨店としての矜持のようなものを見せつけられた感じがする。これはもう、参りました。先方としては、これによってクレームを言っていたはずの私が一気に伊勢丹ファンになることを見越しての対応なのだろうが、そうわかっていても、抗えない。きっとこれからの私は、百貨店で買い物をする際のファーストチョイスは伊勢丹(と三越)になるだろう。いやはや、本当に参った。そして、勉強になった。

 19時半過ぎまで残業し、20時過ぎに帰宅。

 娘のお風呂にギリギリで滑り込み、寝る前の時間を少しだけ一緒に過ごす。

 娘が眠ってから夕食。カレーとから揚げ、トマト。妻が風邪気味で喉をやられているのだが、その割には喉に厳しめな食べ物のような気がする。

 今日の伊勢丹の件について妻に話をする。「伊勢丹、すごい」。こうして伊勢丹のファンが増えていく。

 23時半前に就寝。


11月11日(月) 彼女の寝息。

2019年11月12日 23時27分51秒 | 2019年

 6時半起床。

 娘を保育園に送ってから、おにぎりと健康味噌汁の朝食。

 今日は1日オフィスで事務処理。

 昼食は近所のお弁当屋さんで買ってくる。鶏肉の卵とじが柔らかくて美味しい。

 19時半過ぎまで残業し、20時過ぎに帰宅。娘がご機嫌で出迎えてくれる。

 しかし、その後すぐにお風呂に入りたくないと駄々をこね始め、結局ギャン泣き状態のままお風呂に入ることになった。お風呂上りにテレビを見せるまではずっと不満爆発状態。ただ、こちらもこういうことにはだいぶ慣れてきたので、元気だなーと思いながら対応する余裕が出てきている。

 娘を寝かしつけるタイミングでそのまま眠ってしまい、気づいたら深夜2時だった。洗濯を済ませ、少しパソコンに向かう。1ヵ月ほど前に新宿の伊勢丹メンズ館でオーダーYシャツを2枚作り、先日完成品が手元に届いたのだが、その完成品にどうしても納得いかないところがあり、人生で初めてクレームメールを送った。別に怒っているわけではないものの、釈然としない気持ちを整理するためもあって、送ってみることにした。深夜なのであまり頭が回らず随分と長い文章になってしまったが、送ったことで自分自身の気持ちの整理ができた。

 3時過ぎに再び布団へ戻る。私が動いていたせいか娘ももぞもぞと移動し始め、私の布団に侵攻してきたので私のスペースは布団半分くらいになってしまった。寝返りもうてない。しかし、娘の寝息を感じながら眠るというのも幸せなものである。


11月10日(日) 娘の支え。

2019年11月11日 07時51分02秒 | 2019年

 9時10分起床。娘がご機嫌で独り言を喋っている声で目が覚める。妻も私も、この時間まで寝ていられたことに驚いた。これも娘の成長のおかげだろうか。

 朝食はトーストを焼く。自分の朝ごはん(うどん)をたらふく食べ終わった後にもかかわらず、娘がぐいぐい分け前を要求してくるので、結局3分の1くらいは取られてしまった。

 午前中は洗濯と掃除。

 昼食は娘の朝食の残り。

 午後は、お昼寝。朝ゆっくり寝かせてもらえたのだが、それでも眠い。いくらでも眠れるような気がする。

 夕方、母からクリスマスツリーが届く。娘はまだその意味がわかっていないのでそれほど興味はなく、むしろ一緒に送られてきた林檎のほうに目を奪われていた。

 夕食はカレー。娘ももう大人と同じカレーが食べられる。「カレーの王子さま」のようなお子様用カレーの時期はいつ通り過ぎたのだろうか。

 夜、私と妻があることで喧嘩をして、娘の前で険悪な雰囲気になってしまったのだが、そのあとの娘の行動に驚かされた。両手でそれぞれ私と妻の手を握って歩こうとしたり、ソファーの真ん中に座って両サイドに私たちを呼んだり、寝る時も普段は自分が真ん中にいたがるのに、今日は私と妻が並んで横になるように誘導してくれた。これには参った。無邪気な笑顔ですべてお見通しなのだ。日頃、私たちが娘を育てている、守っていると思い込んでいるが、娘も私たちを支えてくれているんだということを痛感した体験だった。

 23時半過ぎに就寝。


11月9日(土) 持ち家願望を持ちたい。

2019年11月10日 14時17分47秒 | 2019年

 8時起床。

 朝食は昨晩の炒め物のお肉と納豆、卵を使った丼ぶり。見た目は悪いが味は良い。

 娘をインフルエンザの予防接種へ連れていく。病院は同じような親子連れで混雑していたが、回転が早いのですぐに順番がやってきた。今シーズン2回目の摂取なので娘も前回のことを覚えており、診察室に入る前から泣き出した。しかし、打ち終わってからはケロッとしていて、むしろご機嫌なくらいだった。

 そのまま公園に行く。ボールやフリスビーで遊んだり、自分で遊具の階段を上って滑り台で下りるというのを繰り返していた。よく考えたら、注射の直後にあまり運動させるのは良くなかったのかもしれない。

 11時過ぎに帰宅。まずは娘が昼食。

 大人の昼食は、娘と同じ卵トーストに加えて、ピザ。私と娘が出掛けている間に歯医者へ行っていた妻が帰りに買ってきてくれたもの。

 午後は、家族3人で不動産屋へ行く。住宅購入やローンに関する説明を聞いたり、実際に新築物件を見に行ったりして、帰ってきたのは18時前だった。とりあえず、疲れた。しかし、全く無駄な時間ではなかった。興味深い情報も得られたし、そこそこ楽しかった。ただ、やはり家を買おう!という気持ちにはなれなかった。買ったほうがいいような気もするのだが、お金を借りてまでは…。自分の家が欲しいという感覚があれば、さっさと買えて悩まずに済むのだろうか。

 夕食は牛ステーキと焼き野菜。見た目は豪華だが味はおいしくない。単純に肉がまずいのか、私がこの手の肉を受け付けなくなってきている(年を取った)のか、どちらだろうか。

 外出続きであまり昼寝の時間を取れなかった娘だが、夜もそこそこ長く起きていた。どんどん体力がついてきている気がする。

 妻と娘が眠った後で、こっそり起きて洋梨と柿を切る。

 23時半前に就寝。今日は疲れた。


11月8日(金) 鶴見線散歩。

2019年11月09日 22時31分25秒 | 2019年

 6時半起床。昨晩0時過ぎに私が眠った際にはまだパソコンで仕事をしていた妻が、私が起きた時には既に娘の朝ごはんを作り始めていた。大丈夫だろうか。

 娘を保育園に送り届けてから朝食。今日は健康味噌汁のみ。

 直行で川崎へ。川崎と言っても、鶴見線の武蔵白石駅という辺鄙な工業地帯に位置する駅である。

 鶴見方面から見て武蔵白石駅の手前から1本の線路が大きく右へカーブしていく。鶴見線の大川支線という路線で、朝晩の近隣企業の通勤時間帯にしか電車が走らない大川駅方面への線路である。私の訪問先も大川駅のすぐ近くなのだが、この時間(9時過ぎ)だと既に朝の電車は全て終了しているので、1キロ強の道のりを線路沿いに歩かなければならない。

 15分ほどで大川駅が見えてくる。とても簡素な駅だが、味があっていい。いつかは一度ここまで電車に乗ってきたい。

 大川駅から更に先まで線路は続いている。この先に日清製粉の鶴見工場があり、かつては貨物列車が頻繁に通っていたそうだ。今はもうトラックにとって代わられたのだろう。

 仕事を終え、再び武蔵白石駅まで歩く。非日常的な工場地帯であるだけでなく、このあたりは海沿いの運河に囲まれているので景色がバライエティに富んでいる。

 武蔵白石駅で鶴見行きの電車を待つ。

 10分ほどでやってきた。この路線では待たなかったほうである。

 関内へ戻り、近所のお弁当屋さんで昼食を調達してからオフィスに戻る。今日は私の大好きな蓮根の肉はさみ揚げ弁当があった。嬉しい。

 お昼を挟んで2時間ほど事務処理をしてから、再び出張に出掛ける。今度は近場である。

 出張先から直帰し、18時半過ぎに帰宅。娘を保育園に迎えに行く前に、トーストを1枚食べる。先週末に義母が持ってきてくださった手作りのブルーベリージャムがどうしても食べたくなった。とんでもなく美味しい。

 娘を保育園に迎えに行く。今日は妻が後輩と飲みに行くというので、夜は寝かしつけまで完全ワンオペ。とは言っても、娘は私といる時はそれほどワガママを言わない(厳密には「ワガママは言うがそれほど長くはぐずらない」)ので、昔に比べれば随分と楽になった。今日も、デザート代わりに小さなパンと豆乳を飲ませ、一緒にお風呂に入り、洗濯物を取り込んで、歯磨きをしてから本を3冊ほど読んだところで、比較的スムーズに眠ってくれた。

 一方で、大きなミスを犯してしまった。本当は歯磨きのタイミングで鼻水の吸引をしたかったのだが、電動の吸引機を床に落として壊してしまった。部品の組み合わせ方がわからなくなってイライラしてしまい、雑に扱ったのが良くなかった。おかげで、娘は鼻が詰まったまま眠らなければならなかった。今日はそれほど鼻水が多くなかったから大丈夫だったが、明日以降のことを考えると早く新しいものを買わないと。

 夕食は肉野菜炒めを作る。牛肉、玉ねぎ、なす、ピーマンを塩コショウで炒め、最後に焼肉のタレでとろみをつけた。我ながら美味しくできた。ただ、なすはいらなかったかもしれない。火の通し加減が難しいのだ。

 眠気が強かったので妻が帰ってくるまで待つことはせず、22時半過ぎに就寝。