ここは茅場町と八丁堀の中間地点。
昭和ラーメンは新大橋通りの一本裏手にある地味なビルの1階。
詳しく語るのは後にして・・・。
頼むのは辛みそラーメン
「帆立、海老、昆布のダシ伝統(真好味)の素材でオリジナル(辛さ調節出来ます)」
これが、その辛みそラーメン。
もやしに角切りチャーシュー、そしてハム・・・ハム?
麺は黄色っぽい軽くウエーブのかかった手打ち風の麺。
「辛みそ」の名に恥じぬ真っ赤なスープ。
上記にある帆立、海老、昆布の出汁は、逆にそれ以外の素材を使っていない「超」が付くあっさり。
こんなスープが辛みそに負けないのか?
と思いますが、そこはさすがプロの技、味噌と辛みがそれをすべて塗りつぶさないように、巧妙に作られています。
もちろん、魚介の出汁の旨味の強さもあるわけですが、出汁の上に味噌を乗せるというラーメン的な技法よりも、味噌の旨味を引き出すために出汁があるというどちらかというと味噌汁的な論法で作られている気がします。
このラーメンは角切りチャーシューと、ハム?ですが、お店一押しの昭和ラーメンは炙りチャーシューが乗ってくる模様。
次回訪問の際には、こちら試してみたいですねえ。
ごちそうさまでした。
ではでは
【昭和ラーメン】
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「真好味」
この文字を読める人、または読む覚悟のある人だけ、この先の文章に進んでください。
このお店の話を始めるには、このお店があったこの場所に以前あったお店の話をしないといけません。
判ってはいますが、勝手に以前のお店と比べるながら話を進めるのはどうかと思い、本分とは別に書くことにしました。
真好味に通ったのは「美味しいから」というのもありますが、このすぐ近くにある事務所に仕事で良く出入りしていたからです。
その事務所も移転し、しばらく足が遠のいていました。
2006年の12月、ご主人の突然の逝去でした。
ただ、左記の理由もあり、それを知るのは数か月たってからでした。
その後は真好味の事をすっかり忘れておりましたが、ひょんかことから知り合うことが出来た、ラーメンマニアの方と話をした際、この話が出ました。
この方にとって真好味は「人生で食べた一番おいしいラーメンの一つ」だそうです。
表題の「昭和ラーメン」ですが、実は大したリサーチもせずに「真好味の後にできた関係ない新店」だと思っていました。
しかしその後、このお店が真好味の名を継ぐお店であると聞いたので、仕事でたまたま近くを通ったこともあり、そこで丁度そんなことを思い出し訪問しました。
どうしても真好味時代の味と比べてしまいますし、お粥が無いというのも残念と言えば残念です。
だからと言って、この昭和ラーメンは遺志を継ぎつつも、現状に合わせながら変化してきたラーメンです。
この昭和ラーメンをフォローするほどに、足しげく通えるものではないですが、こちらのお店も昔の名前に負けず頑張っていただきたいと思います。
改めまして。
ごちそうさまでした。
ではでは