岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

まぜそば専門闘牛脂(牛骨らぁ麺マタドール)でタイまぜそば

2014-02-09 18:17:20 | ラーメンレポ


牛骨らぁ麺マタドール。
その名の通り牛骨、牛肉を使ったラーメンとしてマニアや評論家の中でも評価が高いお店。

以前にコンソメスープを応用したラーメンを作りまして、このときはずいぶん牛骨、牛肉と格闘しました。


<自作ラーメン甲子園で作った「コンソメのラーメン冷製仕立て~ローストビーフと夏野菜を添えて~」(名前長い!)>

そんな私としましては、是非一度は訪問しておきたいお店の一つです。

本日は月曜日なのですが休日。
子供たちが小学校、幼稚園に行っている間に嫁と行ってきました。



やってきたのは北千住界隈。
下町風情が残る商店が立ち並ぶ通りの一角に



ありやした!
昼休みのちょっと前なので、まだ行列は無し。

じゃあ店内に・・・って



まぜそばせんもん・・・とうぎゅうし・・・アレ?

慌てて、スマートフォンでチェックします!

そう、本日マタドールは本来は定休日、その定休日である月曜日だけ、このまぜそば専門店「闘牛脂」に変身するんですって・・・。

やった・・・やっちまった。

そうか、某所で「無休」って書いてあったのにはそんな落とし穴が・・・・

ちなみに、あとでちゃんと見たところ「無休」の後に「月曜日は云々・・」ってちゃんと書いてありましたわ~・・・。

というわけでまぜそば行きましょう!

店内は混雑時のみ4人入れ替え制となっておりますが、なんとか2席空きがあったためストレートに入店。
まずは券売機の前。

醤油、味噌、塩、タイ、スパイシー&ハニーと5種類。

お初のお店なので、ここは基本的に醤油・・・

のところなのですが・・・

本来「牛骨らぁ麺」食べに来たわけですからねえ・・・

基本もヘッタクレも・・・

じゃあ!と「タイまぜそば」のボタンをポチッとな。
ちなみに嫁は「味噌」



カウンターの2席を陣取ると、目の前にニンニクチップとヒバーチ。
「ヒバーチ」は沖縄地方に自生する植物ヒハツモドキという植物の果実。
石垣島を始めとする八重山地方では「島胡椒」などの名前でも売られています。

などという間に



タイまぜそば登場!



付け合せのスープはコンソメ・・・かと思いきや、意表を突く昆布出汁のスープ。



上に乗っているのは、中央に干しエビ、周りは、錦糸卵、もやし、にら、ナッツ、パクチー、玉ねぎのみじん切り。
そして、丼のふちにライム。



極太でモチモチのうどんの様な麺。



これを混ぜまぜしていただきます。
タレは「タイ風」の名に恥じない、エスニックな味。
塩気は恐らく魚醤、そして酸味はタマリンドが使われているのでは?
塩味、甘み、酸味が折り重なった味は、タイ料理のそれですね。

もやしとにらは写真の通り生なので、もやしはシャキッというアクセント、にらは強烈な風味担当。
そしてモチモチの麺の食感の中に、時折ガリっと来るナッツが良いですね。



半分食べ進んだのでライムも絞ります。
これでまた更にタイっぽくなりました。



ここでまたよくよくまぜまぜ・・・まぜそばはラーメンと違って、この状態で写真撮っても美味しそうなのが不思議です。
これで、ナンプラーをもう少し足して、唐辛子とかの辛い要素があれば、こういうタイ料理ってあるんじゃないか?と思ってしまいます。

このしっかりまぜたやつを、今度はライスペーパーとかで包んで辛酸っぱいタレとかつけたら、良いおつまみにもなりそう。



あと何口・・・っていうところで、思い出しました。



ヒバーチ!!
これはヒバーチ正解!胡椒じゃなくてヒバーチです。
独特の芳香がピリッとした刺激とともに鼻に抜けていくので、ここでまたエスニック感が増幅。

さて麺を食べつくしましたが、まぜそばなので、にらとか、海老とか、ナッツのかけらとかが丼についてますねえ。



スープをエイ!!



昆布出汁のスープが一気にエスニックに!!
にらが残りまくってたのも幸いして、最後にさっぱりのエスニックスープで締めることとなりました。

って、これ邪道ですかね?

まあ美味しかったからいいか?



最後は丼も綺麗になりました。

ちなみに・・・



嫁が食べてた味噌まぜそば。
途中、嫁と交換して食べました。
これもなかなか美味しかったのですが、嫁曰く

「これ(味噌)も美味しいけど、タイのインパクトが凄いから、これ食べちゃうと・・・」

同感です。

次回は月曜日以外で、ちゃんと牛骨らぁ麺食べに来ます。

ごちそうさまでした。
ではでは


【地図】東京都足立区千住東2-4-17 中村ビル1F





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【お弁当レシピ】四日市"風"とんてき

2014-02-08 11:19:47 | お弁当レシピ


これがある日のお弁当、右から時計回りに、四日市"風"とんてき、いんげんのベーコン炒め、玉子焼き、ほうれん草のおひたし、ニンジンのグラッセ。

そして今日のレシピはこちら



四日市"風"とんてきです。

四日市とんてきとは、三重県の四日市市のB級グルメです。
単なる豚のステーキ(ポークソテー)ではなく、戦後間もなく四日市の市内で食べられるようになった豚料理です。

四日市とんてきのWebサイトがありまして、そこから引用しますと

~ここから~
「四日市とんてき」は、単なる豚のステーキではなく、 分厚い豚肉をにんにくと一緒に濃い目のたれでソテーし、たっぷりのキャベツの千切りをそえた料理で、 四日市の市街地では戦後間もないころからお店に出ていたといわれています。
中華料理店や肉料理専門店から広がり、現在では洋食、レストラン、ラーメン店、居酒屋など、四日市市内や 周辺地域のいたるところで見かけることができるようになりました。
調理法や味付けは、お店によって様々に進化し、千差万別な味付けの「とんてき」を食べることができます。
~ここまで~


<数年前に四日市・・・ではなくお隣の桑名でいただいた四日市とんてき。迫力ありますねえ>

だそうです。
濃い味で肉っぽいお弁当に良さそうなメニューですね。

じゃあ、早速作っていきましょう!

ではなく、講釈をもう少し。

ちなみに四日市とんてきのレシピは以前

【四日市とんてき&鶏モツソテー 2010年11月16日】

こちらに載せております。
作ったのが埼玉県出身の千葉県民なのを除けば、なかなか本格的んレシピでした。

しかし、今回四日市ではなく、なんで"風"なのかというと・・・

・・・上記条件のレギュレーションを二つほど満たしてないのですよね。

これから紹介するレシピには、千切りキャベツとぶつ切りニンニクがないんですよね。

キャベツはただ単になかったんですけど、にんにくにかんしては、お弁当で会社で食べるという性質上、そんなに効かせてはいけないのではないか?という判断で抑え目にしたわけです。

というわけで四日市"風"とんてきのレシピであります。

★★材料★★
 豚ロース肉・・・・・・・1枚(1cmくらいの厚さがあるもの)
 生姜・・・・・・・・・・親指大の半分くらい
 にんにく・・・・・・・・1かけの半分くらい
 醤油・・・・・・・・・・大さじ1
 日本酒・・・・・・・・・大さじ3
 みりん・・・・・・・・・大さじ1
 塩・胡椒・・・・・・・・適量

★★作り方★★
 1.豚肉を包丁乗せでトントンと万遍なく叩く。必要ならば筋切しておく
 2.(1)に軽く塩胡椒をする
 3.生姜、にんにくをすりおろし、なにかの容器で醤油、酒、みりんと一緒に混ぜておく
 4.良く熱してから油(分量外)を引いたフライパンで豚肉を上面から焼く。
 5.表面に良い焼き色がついたら裏返し、同じくらいに焼く
 6. (3)をフライパンに入れて、弱火にし、肉の表裏を返しながら、煮汁がある程度煮詰まるまで焼いて行く
 7.肉は火が通ったところで取り出す。煮汁の煮詰めが足りないようなら、煮詰める
 8.肉を切り分けて、煮汁を絡めたら完成です。

★★ポイント★★
お弁当用で紹介してますけど、普通に晩御飯のおかずとしても迫力です。
次回作るときには、キャベツをちゃんと用意したいものです。



お粗末さまでした。
ではでは

【四日市とんてき】





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蒙古タンメン中本品川店開店2周年記念おめでとうございます

2014-02-06 12:45:02 | ラーメンレポ
私の自宅は千葉の松戸辺りにありまして、会社は港区港南、山手線で言うと品川駅辺りです。
今日は2014年2月2日日曜日。
昨日までどっぷりとお仕事していたんですが、今日は休日です。

休日なので、今日は家でのんびり

 ・

 ・

 ・

なんてしてられないのです。

今日はお世話になっている(と勝手に思ってる)蒙古タンメン中本品川店の2周年記念の日。
休日だろうがなんだろうが、お邪魔させていただきます。

そして恒例のくじ引きで特製黒丼を当ててやる!

ということで、休日にもかかわらずやってきた品川駅。
向かうは会社ではなく、蒙古タンメン中本が入っているラーメン集合施設

品川麺達七人衆



見えたぞ中本!
写真だと判りにくいですが、キラキラの飾りがついていますねえ。
店員さんたちがワイワイ言いながらデコしたんでしょうか?
ほほえましいですねえ。

と、回り込んでお店の入り口に・・・って



行列だよ!
実はあんまり並んだことないんですよね。中本品川。
ただ、店内が空いていたことは一度もなく、行列がない程度に程よく繁盛している、個人的には理想の込み具合だと思っておりましたが、流石は本日開店記念日!

「そうこなくっちゃ」

というところです。



先ほども書きましたが本日の目的は、中本の激辛メニューというよりは、このくじ引き
中本のスカジャン、ジャージ、パーカー、Tシャツなどなど豪華景品が当たります。
その賞品の中にある特製黒ドンブリを当てるのだぁ!!

券売機で食券を買うと、イケメンのオニーサンが「くじで~す!」と言って一本引かせてくれます。
「黒ドンブリ・・・黒ドンブリ・・・」と心の中で唱えながらくじを引きます。

「これだぁ~!!!」(心の声です)



ハイ残念賞のステッカーが大当たりぃ!!

 ・

 ・

 ・

まあ、こんなもんですよ。

嗚呼・・黒ドンブリ・・・。



っていうことで、辛し奴とビール。
前に同僚と来て、頼んだ辛し奴がなかなかイケてたので、今日はそれとビアーのセットで頼んでしました。
ちなみにお通しのもやしもちゃんとついてきます。



汚すとあれなのでステッカーは仕舞って。





これ冷奴に冷やし味噌ラーメンのスープ(激辛)がかかって出てきます。
冷奴にスープがかかって出てくるので、豆腐は冷たいままです。
個人的には電子レンジとかで良いから、豆腐を温めて出してくれるとこれが一層美味しくなるとおもうんですけどねえ。
とか、(心で)言いながらやってきました!



今日は中本最強にして最恐を誇る冷やし味噌ラーメン



「冷やし味噌」と言いつつ、温かいスープ・・・まあさっきの辛し奴と同じスープですからね。



「ラーメン」と言いつつつけ麺。

どこまでも白と赤のコントラスト。

これが混ざると



こうなります。
赤く染まった白い麺・・・粒粒は見紛う事なき唐辛子。
朱に交われば赤くなる。

ずずぅ~っと勢いよく啜りこもうものなら、気化した唐辛子が期間を直撃しムセ地獄に陥る危険性があるため、慣れた人は、パスタの様に音を立てず、決して空気と一緒に吸い込まないように、麺を口に運びます。
それでも舌の上には辛さ爆発、やがてこの辛さが痛みに昇華する。

でも美味しい・・・というよりウマイ!

そりゃそうです。
美味しくなければ、ワザワザこれだけ食べに、休日の時間を割いて品川くんだりまで出てきません。

「辛旨日本一」を掲げる同店。
毎回食べて思うことですが、この冷やし味噌と北極の主成分は唐辛子!

中本に通うものの目標

それは冷やし味噌と北極。

味噌タンメンや蒙古タンメンはそこに行くためのトレーニング。

なんて・・・違うか?

中本とは唐辛子を主食として食べるという実験的な研究機関なのかもしれません。



まあ今日も完食ですけどね。
ごちそうさまでした。



改めまして、本日は2周年記念おめでとうございました。
今後とも美味しい激辛を提供してください。



じゃあセカンドインパクト対策

 ・

 ・

 ・

あんまり効果ありませんでした。



ではでは


【蒙古タンメン中本】





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松戸南部市場のあざみやでカキフライ定食とかラーメンとか

2014-02-06 00:42:32 | 外食レポ
市場というと、東京は築地が有名ですが、ここ松戸の南部市場も規模は築地に及ぶべくもないですが、なかなか楽しい市場です。
鮮魚関係を中心に、他にも精肉、青果、業務用調味料などなど一通りはそろっていて、市場の雰囲気、気分は抜群です。



松戸南部市場からおはようございます・・・いや、こんにちは。
市場レポートだから朝だと思ったら大間違いだ!

っていうか、って本当は朝来るはずだったんですけど、諸事情あって12時過ぎ。
丁度用事の終わった、嫁も一緒にやってきました。

あっ、ちなみに平日なので息子どもは学校&幼稚園です。

今日の目的は煮干し。
市場内の乾物屋、三松さんで良い煮干しを買ってきました。

用があるのはそれだけだったんですけど、精肉店、青果店、鮮魚店と一回りまして、結局味噌とか、野菜関係とか買ってしまいました。

「手ぶらでは帰れない」

それが市場の魅力!

それが市場の落とし穴!

さて、ちょうど昼時ですし、どこかで食べてから帰りますかねえ~

寿司屋、海鮮料理、定食屋さんが2軒・・・



悩むところなのですが、いや実際どのお店にするか夫婦の間でディスカッションが行われました。
けっか、実は以前から目をつけていたお店にすることにしました。

それがこちら



「あざみや」さん

中華、定食のお店です。
鮮魚が中心なので、寿司とか海鮮に目が行きがちで、きっとそっちも美味しいと思いますが、実際市場で働く人が出入りするお店の方も捨てがたいですよね。
なので、今日は「捨てがたい」の方。



豊富なレギュラーメニューに合わせて、日替わりメニューも豊富。
常連さん御用達の裏メニューも結構あるみたいですよ。

このお店は、朝来てもこの時点で一仕事終えた河岸の人たちが朝にもかかわらず晩酌してたりするんですよね。
いいなあ市場朝呑み・・・働いてもいない人間がやったらただのおはらしょうすけさんですね。
なので、ここは憧れるだけにしておきます。



って能書き垂れてないで、さっさと入店しましょう!

「いらっしゃいませ~!!」

と、元気のある声で迎え入れられますが、
「こちらへどうぞ」的な接客は無し!各々空いている席に勝手につきます。
こういうのって「みんな知り合い」という中でやっている商売ですが、個人的には放っておいてくれる感じでワリと好きです。
最近の飲食店の接客ってこっちに向かってき過ぎる気がするんですよね。
そうしないと済まないお客さんがいるからでしょうけど、それはそれで「面倒くさいなあ」と思います。



改めてメニューです。
レギュラーメニューだけでも結構ありますねえ。

正直市場でやってるから、材料が無くなったら、ちょいと買いに行けばいいんですもんね・・・ってそんな簡単なものでもないんでしょうけど。そう思ってしまいます。

などと嫁と話しながらもオーダーは決まっていきまして。

自分→カキフライ定食(日替わりメニューです)
嫁→チキンガーリックソテー定食(レギュラーメニューです)

ということで、おばちゃんが「カキフライとチキンガーリックね・・・」

と・・・締めようとしたところ、すかさず

自分「あとラーメン」

嫁「・・・」

(たぶん、嫁は、これを読んでいる皆さんと同じことを思ってます。たぶんそれで合ってます)

まあ汁物一品追加って思えば・・・。

嫁「・・(以下略

というわけで、はみ出しオーダーのラーメンが先の御到着。







黒っぽい醤油が強いスープにちぢれ麺。
この麺は市場内の製麺所の麺ですかねえ?
チャーシューは自家製でしょうか?
メンマは恐らく業務用ですね。



うん美味しい。普通に美味しい。普通味です。
孤独のグルメの名セリフが飛び出す普通味です。

この如何にもなラーメンで市場の雰囲気に良くあってます。
こう言っちゃなんなんですが、こういうところで出てくるラーメンってそこそこで良いんですよ。そこそこで。
調理する人も作っているから食べてる方も気楽に食べられる。
こんなところで味の真剣勝負やられてもこっちが戸惑ってしまいます。



そして、これがカキフライ定食。
メインのカキフライの皿には、キャベツ千切りとマカロニサラダ、レモン櫛切り、タルタルソース、端っこに辛子。
小鉢には昆布とかの煮物、小皿にエイの煮凝り、漬物、味噌汁、ご飯!



カキフライの前にアレですが、このエイの煮凝りが懐かしい味でした。
いや、海無県の埼玉で育ったのでこういうのにはあんまり馴染みがないはずなんですけど、そういう思いのする味でした。

そして主役のカキフライ!



ゴロっとデカめのカキフライが7個もついてきます!

「おおっ牡蠣のニンジャキャプターや~!!」(スミマセン、解る人だけついてきてください)

しかもただのカキフライではなく「生カキフライ」
おそらくですが、殻つきのそれを市場内の鮮魚店から仕入れてるに違いない!(あくまで予測です)



やっぱタルタルだよねえ。
下記のほんのりとした磯の香りと苦みが広がります。
さっきのラーメンも普通味ですけど、カキフライは感動の普通味・・・いや、やっぱり普通じゃないな。
逸品ですね。
「良い仕事してますねえ」っていうのはこういう時に使うんでしょう・・・たぶん。



んで、これが嫁のチキンガーリックソテー定食。
メインはいいとして小鉢が違いますね。



濃い醤油味のニンニクソース!
嫁から1かけもらいましたけど、これはご飯進んじゃうわ~。

カキフライ好きだから、カキフライも良いけど、ご飯をたくさん食べるにはこっちだわ~。

それにしても

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 ・

忘れてませんか

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 ・

 ・

あのカキフライ定食の前に

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 ・

 ・

ラーメンを一杯

 ・

 ・

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食べている

 ・

 ・

 ・

という事実。


・・・いえ、忘れてはいませんでしたが・・・考えないようにしてました。


じゃあやることは判りますね


・・・はい


午後はジョギングです!!


・・・はい


 ・

 ・

 ・

まっ、やってないけどな。

今日は昼時だけど、朝の市場の喧騒の中で、これらを肴に瓶ビールをやるのも良いですねえ。
いつか、松戸の南部市場で朝呑みを・・・・。

同志募集してます。

ごちそうさまでした。
ではでは

【松戸南部市場】
【だしのみまつ】





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【自作ラーメンレシピ】こってり旬晴らーめん

2014-02-05 02:10:01 | 自作ラーメン
諸事情あって試行錯誤の試作です。
前回の試作で煮干し抜きというのが良い結果だったので、動物系スープだけで行ってみようと、独りブレーンストーミングでまとまりました。

というわけで、



豚骨2kg、鶏がら1.5g、もみじ(鶏の足)500g、背脂500gを水8リットルで煮込んで行きます。



数時間後。
背脂とかくたくたになってますね。



更に数時間後。
生姜、ねぎ、各種スパイスを投入。

これをしばらく煮出して、ガラを抜いたらスープは完成。
・・・ちょい火が強すぎたようで、濁ってしまいましたが、まあ良いでしょう。

前回が綺麗過ぎたので、今回は豪快な感じでまります。

次は醤油だれ



鯖節、鰯節で特濃出汁を取り、それに醤油、酒、みりんを加えて更に煮詰めて作ったもの。
特濃のそばつゆという感じです。

じゃあチャーシュー



今回は私の身の回りで話題になっているローストチャーシューで行きます。

まず、豚肉を醤油とスパイスなどで作った調味液に漬けこんで。
・・・って、このお肉、手前のはもも肉、奥のデカイのは肩ロースです。

もも肉は市場で買ってきたんですけど、肩ロースは実はこの前日に冷凍庫の整理をしていたら発見されたシロモノでして・・・すっかり忘れられてたんですけど、ありがたく漬け込ませていただきます。



ありがたく、フライパンで焼きます。




超美味しそうな匂いです。息子どもが近づいてきます。
「食べたいなあ~」
気持ちはわかるが今は昼前、食べるのは夜だぞ。
ラーメンは時間かかるんです。



表面だけ焼いた肉を160℃のオーブンで60分。でっかい肩ロースの方はもう一回120℃で40分焼きました。



焼きあがりました。
このままラップに来るんで、粗熱が取れたら肉汁を落ち着かせるため冷蔵庫でお休みしてもらいます。




う~~ん良い色してますねえ。
中心が赤っぽいのは「生」名のではなく、凝固しない程度(70℃~80℃)くらいの熱でじっくり火を通したからです。

自作の友たけあきさんからの助言というかアドバイスをもらったんですが、「160℃で60分だと焦げませんか」ということなのですが、我が家のオーブンはいわゆるファミリーオーブンで電子レンジも兼用のそれで、なぜかちょっと火加減が弱めなんですよね。
放射熱ではなく熱風で調理してる感じ。
なので、これ見て作ってみようかな?って言う人が居たら温度管理に気を付けてください。

と、やたら詳細なチャーシュー講座が終わったところで、今度はメンマ。



実はこれ某有名店で使われているメンマです。
その某有名店を経由して共同購入という形で入手しました。

塩蔵のメンマを水から茹でて冷ます、を2回ほど繰り返して3時間くらいで塩出ししました。
ところですなあ、たけあきさんから「某有名店では1週間くらいかけて水で塩出しする」
という情報を頂きまして・・・え゛っ!
水出しの方が食感が残るらしいです。

ただ、水でじっくり時間をかけるとふにゃふにゃになってしまう、から熱湯で短時間で、というのも聞いたことがあり、ここは一度確認しておく必要がありますなあ。

そんな「間違いだらけのメンマ戻し」的な話もありますが、戻したメンマは鰹出汁と醤油、みりんで濃すぎず、薄すぎずの味加減で味付け。

これも、煮汁に漬けこんだまましばらく粗熱を取って保存します。

そして麺!



例によって例のごとく群馬産小麦粉W8号を使用して加水率40%、かん水のボー目度は6。
塩は1%

これを約1mmまで伸ばして、3mmの切り歯にかけます。



切り出したまんまのストレートと



ぎゅっ!ぎゅっ!と縮れさせたもの。

じゃあ、スープ、醤油だれ、チャーシュー、メンマと揃いましたので




作りましょう!
麺を茹で、醤油だれを入れて、スープを注ぎ、麺を揚げて馴らし、具を乗せるのをイメージしながら各所にラーメンのパーツを配置します。
ここで滞るといくら麺が美味しく出来ても、スープが美味しくても台無しなので、家で、家族相手に作っているにも関わらず、結構緊張するんですよね。

音楽のライブで言うところの、練習もリハーサルも終わって後はステージに立つだけ!ってところですからねえ。

そんな(無駄な)緊張感の中で作るわけです。

というわけで



出来ました!
脂を入れ過ぎたかなあ?結構な油膜ですね。

あっそうだ!スープと醤油だれを合わせて試食した時にちょっと物足りなかったので、小さじ一杯の鰹節の魚粉を加えることにしました。
これは結構当りでした。

実は日頃は魚粉を安易に使うことに否定的なんですけどね。
使い方によっては意外と便利でした。



具は、チャーシュー、メンマの他には、ナルト、ほうれん草、白髪ねぎ、その上に貝割れだいこん。
この白髪ねぎ、少し変わった切り方をしております。



通常の白髪ねぎはねぎの繊維に対し、ちょっとだけ斜めになるように切っていくのですが、これはあえて繊維に直角になるようにしました。
というのも、子供が二人いるので、ねぎの繊維質が子供には辛いかな?と思ったのと、もしかしてこの方が薬味としてはなじみやすいんじゃないか?という考えです。



ちなみに、2種類あるうちの麺は縮れの方を選択。
これは先日行った佐野ラーメンに影響を受けています・・・がちょっと違うな。
佐野ラーメンはもっと加水率を上げて(50%くらい?)もう少し麺帯を薄めにした方が良いですね。
くっつきやすくなるから打ち粉も一杯振って、熟成時間も取って・・・。



ちなみに、あの迫力チャーシュー。
デカイですねえ。

この大きさのものをこの薄さできるには・・・

やはり・・・



ミートスライサーが有効かと。
なぜ、こんなもの持っているのか?

某ネット通販で「80%OFF」とかで売ってたからです。
条件反射でポチッとしてしまいました。

ちなみに



そのあと試してみたストレート麺。



作ってみて、今思い出しましたけど・・・

これ・・・

漫画「ミスター味っ子」に登場する

焦がしネギラーメンだ!

 ・

 ・

 ・

「なんで、お前漫画のラーメンの味知ってるの?」

 ・

 ・

 ・

って思いましたよね。

 ・

 ・

 ・

そうですよね。それが自然です。

 ・

でも

 ・

実は

 ・

作ったことあるんです。



これ漫画の



これ私が作ったの

ビジュアル的に結構いけてるでしょ。

って、そういうことじゃなくて、その時のラーメンにかなり似てます。

濃厚スープに、脂ギトギト、平打ち麺。
無いのは麺に練り込んだ柑橘類とねぎ油くらいでしょうか?

まあ、それは良いとして、全体的な味の評価を!!

ここからはある程度真面目に書きます。



濃厚なスープにたっぷりのラード。醤油の味が立っていて、生姜の香りがする。
醤油だれの節類の上に醤油が立っています。
幅広の麺が、濃いスープを受け止めるので、食べごたえもあります。

チャーシューは欲を言えばあと1日(24時間)タレに漬けこみたかったですね。
味が中心までは沁みこんでませんな。
でも、これはこれで肉っぽい味が堪能できる良いものです。

物議を醸したメンマですが、個人的には良い出来課と思います。
でも、これは今度1週間の水出しに挑戦してみましょう。

そして白髪ねぎは、なかなか面白いことになったと思います。
ねぎの繊維を嫌ったんですけど、これが良い方向に出たと思います。
予想通り馴染み易くて、食べ易い。

ちなみに、ナルト、ほうれん草、貝割れだいこんについてはまあ彩りなので・・・でも、貝割れはだいこんはピリッとしたのが、油っぽいスープの中でアクセントでしたね。

濃いスープに平打ち麺、大判チャーシューと、これに半ライスと漬物とかつけると若い人向けとしては良いかもしれません。
正直それなりに需要のあるラーメンになると思います。

ただ、単品のラーメンとしてはちょっと最後の方飽きるので、なにか味を変えるアイテムが欲しいですね。
もう魚粉は入れてしまっていますからねえ。

スープの底に胡椒を沈めておくとか、途中で柑橘類を絞るとかもありかもしれませんね。

全体を振り返ると、スープも濃いし、脂も効き過ぎでしたね。
ただ、行き過ぎないと判らないこともあるので、これはこれで意義があるかと思います。
個人的には前回の鶏系スープも悪くなかったと思うので、それとの中間地点的なものを今後目指していきたいと思います。

という、微妙な結果になってしまいました。
実は3月にまたラーメン対決があるんですけど、ちょっとここで決定的に決まらなかったのでちょっと焦ってます。
う~~ん、もう1回方向性を決めるための試作しないと・・・。
それが決まってから、あと何回かだからなあ・・・。

お粗末さまでした。
ではでは





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