この
”A Twist Of Fate” というドキュメンタリーを夕べ見て
とても胸が熱くなってしまったので、
どれだけ確かに 覚えているか自信はありませんが、シェアーさせて下さい。
生き残ったのは 写真左に写っている
Whitney 現場で亡くなったのは 右側の
Loura 二人とも青い目に金髪をしています。
Whitney の家族は娘の死の知らせを彼女の死体確認をした知人から聞き、
病院に駆けつけました。
手渡された彼女の持ち物だというハンドバッグが、
見る形もなかった事から、娘の姿を想像してしまった家族は、
”美しいままの彼女の姿を覚えていたい”
と 死体確認をしませんでした。
Loura の家族は意識不明の上、頭部打撲、数箇所の骨折、
顔も腫れ上がった娘と信じる女性
Whitney の看病を
24時間つきっきりでします。
たくさんの管が身体のあちこちから通り、
さまざまな音を出す機械で一杯の病室に横たわる
彼女の傍を一時も離れる事なく、、、。
彼女の好きだった歌を歌い、始終話し掛け、、、。
母親は”祈りの日記”を毎日書きしるし、
妹はブログに姉の様態を書きとめ、
たくさんのリーダーたちと思いをシェアーし合いました。
ゆっくりと意識が戻りはじめ、リハビリも行われるようになるまでに、
いくつか 不思議に思う事がでてきました。
歯の形の違い、目の青さの違い、
知らなかったおへそにしてあったピアス、、、。
それでも この女性を”自分の娘ではない ”と
不信に思う事はありませんでした。
でも ある日 この女性が自分の名を聞かれると
”
Whitney ”と答えた事などから、
妹がだんだんと不信に思いはじめ
リハビリを一緒にしたある日、彼女に聞きました。
”ねえ 貴方の名前を言って?”
”
Whiteny ”
”貴方の両親の名前は?”
ここでこの女性が
Whitney の両親の名を言ったところで
妹はこの女性が自分の姉でない事をはっきりとしります。
”今日はよくやったね。ほんとに よくできたよ。” と、
妹は心の動揺も見せずそういって リハビリの場を去りました。
この態度はなかなかとれるものではないです。
自分の姉でない事への悲しみや
人によってはこんな事が起ってしまった事への怒りもでてくるでしょう。
彼女はこの時 5週間看病をしたこの女性の
幸福を喜ぶ 思い
の方が自分の悲しみより大きかったんだと思います。
このふたつの家族から聞こえる声は
”真実の強く深い愛” だけでした。
訴訟の多いこの国でトラック会社を訴える事もなければ、
こんな間違いが起ってしまった事への怒りもなく、
今ある”人の喜び”を心から祝福する事ができるのです。
”人の幸せを心から喜ぶ”
これは私が自分に与える大きな課題でもあります。
この事件は2006年におこりました。
Whitney も回復し 家族と幸せに暮しています。
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今日も有り難う。