二人だけの空間

７月４日の　独立祭　をお祝いして　その週末に

各地で　花火　他の行事が行なわれる。


私たちの町では　土曜日の夜　町の高校の　校庭で　花火が催された。





去年から　この行事に　屋台　を出し

資金稼ぎ　をするようになった　Moose






今年も　ホットドッグとブラッツ　をグリルで焼いた。



”ジミー　夫婦が最初のお客さんだったよ。”


と　遅れてきた　私に　主人が言った。

いつも　二人一緒で　仲良く手をつないで歩くジミー夫婦が　私は好きだ。







”そうなの　じゃあ　記念に写真撮らせてもらおう。”

と言って　彼らが座っていた場所に行き


写真を撮りたいことを話すと

ジミー氏は　イスをジミー婦人の傍に近づけ

婦人の　手をとり


恋するような　まなざしで　彼女を見つめた。






すると　婦人は　ハッ　として

まるで　初めて　そんなまなざしで　

見つめられたかのような　驚きと喜びを　顔一杯にあらわし

ジミー氏を見つめ返した。


そこは　すぐ傍にいた私も　誰も存在しない　

二人だけの空間　のようだった。


スクリーンに　映っている映画の　１シーン　を見ている感じかなあ～


ぼ～～と　してしまったよ。


いつまでも　恋心を持った　ジミー夫妻だ。





この町での花火は　予算は４０００ドル　と少ないが

この費用は　市長であり　この町で電気屋さんを経営している家族からの　寄付

と聞き　驚いた。






花火がうちあがる前に　国歌　が流れるが

皆　立ち上がり　国旗　を見上げ　静止した光景は

いつ見ても気持ちがいい。






　日本流に　ホットドッグに　切れ目を入れて焼くと

好評だった。




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