道中 オーディオブックを聴いていると
一枚目が終了する前に
プチっと音が切れる。
予備の電池は持ってきたが
バックシートに置いてあるスーツケースの中、、、、、だ。
取るのがめんどくさい ので
運転席のバッキーと話を始めた、、、、。
オーディオブック "ザ ガーディアン"の作家
ニコラス スパークスの作品は
映画化されたものを
幾つかバッキーと観ていた、、、が
映画のタイトルを言っても
それさえ 思い出せないように
首をかしげるバッキー、、、。
その横顔から
この話に興味を持っていないのを
感じたにも関わらず
私は話を続けた。
"ディア ジョン も ノートブックも
これと言って 心が打たれる事ってなかったけど
メッセージ イン ア ボトル は 何度見ても泣けたわ、、。"
と私が言うや
キッとした表情で
助手席に座っている私に
顔を向けたバッキーが
"お前は Aさんのペットが亡くなった時に
泣けもしなかった癖に
映画観て泣くんか、、、、。" と
投げ付けるように言う。
@@ えっ @@ @@ @@ @@ えっ @@ @@ @@ @@ えっ @@
突然 Aさんの名前が出てき
いったい何事か と 思いながらも
"貴方、 Aさんの生霊でも
のりうつってるんじゃないの?" と
バッキーの身体を覗き込むようにして
言ってしまった、、、。
すると
それは怖い顔で私を睨み
"Aさんが のりうつってるだと、、
そしたら この旅の間中
お前をイジメ抜いてやる。" と
バッキーが 叫ぶ、、、、、。はぁ~? @0@
読みようによっては
冗談のような話だが
バッキーのあの怒り方は 本気、、、だった。
機嫌が悪いと
口が悪くなる人だが
バッキーらしくない言葉に
ポカンとしてしまった私は
"あのね 大きな息を吐いて
毒素を全部出すと良いわよ、、、" と
独り言のように呟き
バックシートに置いてあるスーツケースの中から
AA 電池を取り出し
CDプレイヤーに入れ
オーディオブックの続きを聴き始めた。
私に話す事はないが
最後に送ったAさんへのメールを
バッキーは 私以上に
気にしている のかも知れない。
人の気持ちを傷つけるのが
嫌いな人だから、、、、。
いつか時間をとって
バッキーと ゆっくり話してみようとも思う。
ケンカ腰のような会話があったのは
その時だけで
夕方 無事
コロラドに到着しました。 *^0^*