コロラドを発ったのは夜中の2時近くだった。
その夜 数時間
ベッドで休んではいたが
朝の7時近くまで 休憩もなく
運転をしたバッキー、、、。
助手席で グースカ 眠っていた私は
流石に 罪悪感を感じ、
"そろそろ運転してくれるか" と
聞いてくれたバッキーに変わり
ハンドルを握った。

日も出て明るくはあったが
雨が降り
白い空と道路は 一つに混じり合い
前を走る貨物トラックが 作る水しぶきは
白い煙がたったかのようになり
前方が 非常に見えにくい。
バックミラー (rear view mirror リアビュー ミラー) には
バックドアガラス ( (rear windowshield) に
流れる雨水と
ボンヤリとヘッドライトが映るだけで
後ろを走る車との距離も分かりにくい。
(毎朝早く起きて
ボーイズの面倒を見てくれ
朝まで運転してくれたバッキーに
ここで私が恩返しをしなくては、、、、) と
妙に意気込んだ私は
ジンワリと汗ばむ手でハンドルを握り
ワイパーを ハイスピードにしドライブ。
ネブラスカ州を走る80号線での
スピードリミットは約120キロ、、、。
三車線になったそのハイウェイの
真ん中のレインを走っていると
突然
運転席の前のワイパーが
ビュー~ンと
勢いをつけ左側に飛ぶように動くや
サイドミラーにあたり
そこで グッタリとなる、、、、。@0@

一瞬 鹿をはねたその日が
記憶の箱から 飛び出した。
オイ、、、、
、、、、、、そんな事を 思い出している暇などない、、と
現実に戻ると
フロントガラス( windshield ウインドシールド) は
あっという間に 雨で模様が描かれ
それ以外 な な 何も見えなくなっている。
パニック !!