"あと24時間で、、、" と
夕食の席で
ニックママが言い始めた言葉に
"家一軒 裕福になるね。"
と 私が言うと
"家一軒 借金が増える。"
と ニックママ、、、
もう~~
バッキーに似て ネガティブ、、なんだから、、、。^^
然し、、、よりにもよって
13日の金曜日が
クロージングデーとは、、。
流れるままに 流されて
大きな決断をしてしまった私たち、、、。
今でも ふと
"これで良いんだろうか?" と
バッキーと顔を見合っては
ボソリとそんな言葉を
お互いに掛け合う事も多い。
次から次にと
弁護士から手渡された書類に
サインをし
クロージングを終えた 金曜の午後
セラーから新居の鍵も受け取った私たちは
その足で 青い家に向かった。
何もない家の中は
ガランとし
家具に隠され
見えなかった部分の
ペイントミスとか小さな壁の穴とか、、、が
あちこち目についたが
自然に囲まれたこの地での生活の始まりに
皆 心を躍らせていた。
近所の人たちに挨拶をした後
マリーナにあるバーで軽食
私たちの ニューチャプターを祝い
福を連れてくるかのように
福来郎までが目の前に現れた。
"ここに座ってると
バケーションにでも
来たみたいな気分になるね。" と
オーダーしたバーガーにかぶりつきながら
私が呟いた。